【2016年最新】知らないと確実に困る!マーケティング用語23選
今回紹介するのは、最近使用されることの多いマーケティング用語23選。マーケティングに限らずビジネス用語は常に乱立していて、正直全てを網羅している方は少ないと思います。しかし全てを知っていなくても、頻繁に使用する用語は押さえておきたいところですね。
特にマーケティング業界ではカタカナビジネス用語が頻繁に飛び交うので、知らないと困るケースが多いでしょう。今後恥ずかしい思いをしないためにも、ここで紹介する23のマーケティング用語は最低限覚えておいた方がいいかと思います。
それでは、一気に紹介していきますのでどうぞ!
SEO関連
1.ロングテールSEO
Webサイトにおける検索流入では、一部のビッグキーワードのアクセス数よりも多数のスモールキーワードによるものが大きいのが現状です。
こうした傾向を受け、スモールキーワードで検索結果上位を目指しWebサイト全体の評価を上げようという施策を指します。
用例
「ロングテールSEOでWebサイト全体の底上げを狙おう!」
2.ビッグキーワード
ユーザーによる検索回数が多いキーワード。ボリュームに関し特に定義はありませんが、単一キーワードなどがビッグキーワードになりやすい傾向があります。
SEOの観点からは多くの流入が望めるものの必ずしもCVに至る可能性があるわけではなく、競合も多いので対策が難しいのが現状です。
用例
「今月はビッグキーワードでPV数増加を狙っていきたい」
3.検索クエリ
検索エンジンで検索されるキーワードのことを指します。単純に「検索キーワード」と言うこともありますが、この場合検索エンジンに限定されません。
用例
「検索クエリを分析してCVに繋がるキーワードを洗い出そう」
4.被リンク
自身のWebサイトへのリンクを指します。つまり他サイトがコンテンツ内で自サイトリンクを張り付けていたら、それが被リンクとなります。
SEOにおいて「被リンクは終わった」と度々言われていますね。
しかし、あくまで悪質な被リンクを排除するといった動きがあるだけで、良質な被リンクが有効的なのは間違いありません。
用例
「ソーシャルメディア活用して被リンクを多く獲得しよう」
広告関連
5.データフィード
データフォーマットの異なる広告配信プラットフォームにおいて、マスターデータを最適化し各プラットフォームへと配信する仕組みや運用方法です。
都度フォーマットに合わせてデータを作成する必要がないので、効率的に幅広い広告配信が可能となります。
用例
「データフィードを導入して広告配信を効率化しよう」
6.アドエクスチェンジ
インプレッションベースで取引される広告枠のことであり、インプレッションが発生した段階で入札が確定します。
「クリック課金型」「インプレッション課金型」が混在していたアドネットワークに対し、広告主は狙ったターゲットに広告配信がしやすくなりました。
用例
「今の時代はアドエクスチェンジだ!」
7.カルーセル広告
Facebook広告とInstagram広告において提供されている広告フォーマットであり、同じ広告枠内に複数の画像を掲載することができます。
また、各画像に異なるリンクやCTAボタンを設定できるので、ユーザーの幅広いニーズに応えることが可能です。
用例
「カルーセル広告を新たなキャンペーンフォーマットにしよう!」
8.ROAS(広告費用対効果)
「Return On Advertising Spend」の略であり、投下した広告費用に対しどれくらいの効果が得られているかを測定します。
[広告由来の売上げ÷広告費×100]といったシンプルな式で計算され、100%を超えていると費用対効果ありと判断できます。
用例
「今回のキャンペーンのROASを計算してくれ」
9.CPA(顧客獲得単価)
「Cost Per Acquisition」の略であり、一件のコンバージョンを獲得するに対しどれくらいのコストがかかっているかを表します。
ちなみにコンバージョンは必ずしも成約に限定されず、資料請求や会員登録などキャンペーンの目的によって異なります。
用例
「CPAを維持しつつコンバージョン数を向上させたい」
10.CPC(クリック単価)
「Cost Per Click」の略であり、1クリックあたりのコストを表します。主にオークション形式で表示される広告(リスティング広告やソーシャルメディア広告など)に用いられます。
ちなみにクリック課金型広告をCPC広告と呼ぶことも。
用例
「リスティング広告のCPCが高騰傾向にあってつらい…」
11.CPI(インストール単価)
「 Cost Per Install」の略であり、一件のアプリインストールに対しかかるコストを表しています。
インストール広告をクリックしてユーザーがダウンロードページへ飛び、ダウンロードが実行されると費用が発生するものに対して用いられます。
用例
「CPIを下げてインストール数を増やす方法はないか?」
施策関連
12.オムニチャネル
オンライン・オフライン問わずあらゆるチャネルを統合・連携することで、ユーザーに対しこれまでにない購買体験を提供する概念や施策です。
多様化するユーザーの購買行動に対応すべく誕生したものであり、アメリカの大手百貨店であるMayc's(メイシーズ:日本の伊勢丹や高島屋に相当)が起源とされています。
用例
「あらゆるユーザーニーズを網羅したオムニチャネルを提供しよう」
13.ペルソナ
自社サービスや製品に対し、架空に作り上げた理想的な顧客像です。
ペルソナを作成することでよりピンポイントで精度の高いマーケティングを展開することができ、効率的に顧客を獲得することができます。
参考記事:ペルソナの作り方とその実例
用例
「ペルソナを作成して確度の高いユーザーを狙おう」
14.カスタマージャーニー
ユーザーが自社サービスや製品の認知から購買に至るまでプロセスであり、これをマッピングし視覚化したものが“カスタマージャーニーマップ”となります。
カスタマージャーニーマップを作成することでユーザーとのタッチポイントを明確にし、効率的にマーケティングを展開することが可能です。
用例
「カスタマージャーニーを把握して適切なマーケティングを展開しよう」
15.グロースハック
サービスの成長を仕組み化するための施策であり、基本的概念としてコストをかけずに行うのが一般的です。
シリコンバレー発のビジネス用語で、最近ではグロースハッカー(グロースハックする人)の求人が出るほどニーズが高まっています。
用例
「グロースハックと効果検証を繰り返しサービスを改善していこう」
16.エンゲージメント
もともとは「約束」や「婚約」といった意味のある言葉ですが、企業やブランドに対する「愛着心」や「執着心」として使用されています。
FacebookやTwitterといったソーシャルメディア広告では、「いいね!」やシェアなどでエンゲージメント率を測定します。
用例
「エンゲージメント率を高めて、ブランドロイヤリティを強化しょう」
17.オウンドメディア
トリプルメディアの一つ。企業が運営するブログなどにおいて、顧客との信頼関係を築きコンバージョンに繋げていくためのマーケティングです。
現在ではほとんどの企業が自社ブログを運営しており、オウンドメディアを展開しています。
用例
「オウンドメディア運営でブランディングしたい」
18.アーンドメディア
トリプルメディアの一つ。ソーシャルメディアや口コミなどを活用し、サービス・製品の認知拡大やコンバージョンを獲得するためのマーケティングです。
また、オウンドメディアと並行しての運営が効果的とされています。
用例
「アーンドメディアとオウンドメディアを統合してマーケティングを展開しよう」
19.ペイドメディア
トリプルメディアの一つ。リスティング広告やネイティブ広告といった広告費用が発生するメディアを指します。
短期的に効果を得ることができ、こちらもオウンドメディアやアーンドメディアとの統合が推奨されています。
用例
「ペイドメディア運用で流入数を増やそう」
技術関連
20.IoT
「Internt of Things」の略だり、「モノのインターネット化」という意味があります。
全てのモノとインターネットを接続することで、世の中の利便性を高めていこうという概念及び施策です。
既に多くの企業や自治体により注目され、様々IoT製品が展開されています。
用例
「IoTを意識した新規事業を立ち上げたいと思う」
21.ビーコン
近距離無線規格の一つであるBLE(Bluetooth Low Energy)を活用した技術の一つで、GPSが届かない屋内でも位置情報を届けることができます。
また、位置情報のみでなくモジュールに近づいたユーザーにクーポンを配布するなど様々な施策が展開できます。
用例
「ビーコンを活用して、セグメントしたターゲットにクーポンを配布しよう」
22.マーケティングオートメーション
アクセス解析やメール配信システムといったマーケティングツールを統合し、マーケティングを自動化するためのツールです。
フォーチュン500社では既に70%以上が導入し、国内においても現在普及が進んでいます。
用例
「マーケティングオートメーションで効率的に顧客を獲得しよう」
23.AR(拡張現実)
[Augmented Reality」の略であり、現実世界をコンピューターにより拡張する技術です。
実例としては透過型レンズがあり、レンズを通じて映し出されたモノの情報を文字で表示するといったもの。
用例
「AR技術を活用したアプリケーションを開発しよう」
まとめ
いかがでしょうか?今回はここ最近使用されだしたマーケティング用語をピックアップして紹介しました。
「これは知らなかった!」といった用語も中にはあったのではないでしょうか?
マーケティング用語の意味の再確認や、駆け出しマーケターの方に活用して頂けると幸いです。
合わせて以下のインバウンドマーケティングについてまとめたEブックもご確認ください。