Google、Yahoo!、それにBing。押さえておきたい各検索エンジンの違い

SEOといえばGoogle。ここ最近は、その考え方が定着しているようです。Yahoo!がGoogleの検索技術を採用しているのは有名な話で、検索エンジンとしてはこの二つで検索サイトの大半を占めている事実もあります。

しかし、このような基本的な知識だけでオウンドメディアを運営していると思わぬ落とし穴が待ち受けていることも理解しておく必要がありそうです。

今回は、GoogleとYahoo!、それと3番手のイメージが強いBingについて、その違いを検証していきたいと思います。 

検索結果の違い

この記事で対象にする検索サイトは、次の三つです。

  • Google

https://www.google.co.jp/ 

  • Yahoo!

https://www.yahoo.co.jp/

  • Bing

https://www.bing.com/

これらの検索結果の違いについて、実際の画面を見ていきましょう。検証時にはGoogleのパーソナライズド検索は効かせていない前提にしています。

パソコンでの違い

パソコンで、「人材育成」というキーワードで検索してみました。 

<Google>

Google 人材育成

<Yahoo!> 

Yahoo 人材育成

<bing>

 Bing 人材育成

 

GoogleとYahoo!では、上にリスティング広告が出てその下に自然検索結果が続きます。多くの人にとってお馴染みの画面でしょう。掲載のキャプチャには付けていませんが、自然検索結果の下側にもリスティング広告は表示されます。

対してBingは上と下にリスティング広告が出るだけでなく、サイドにも表示されています。以前はGoogleやYahoo!もこの形でしたから、何となく昔の検索画面のように感じた人も多いのではないでしょうか。

肝心の自然検索の結果ですが、GoogleとYahoo!の5位までは同じです。そして、Bingの方は、ガラリと違った結果になります。

これはご存知の通りYahoo!がGoogleの検索技術を使っているためです。そしてBingは、独自の検索技術です。ただし、Yahoo!は、検索結果の5番目の位置に人材育成に関する「Yahoo!ニュース」の記事が掲載されます。

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自然検索結果はGoogleと同じですから、検索順位自体が変わったわけではありません。しかし実際の画面上は一つ順位が下がる感じになります。

GoogleとYahoo!の検索結果の違い

三つの検索結果について、違いをより細かく検証していきましょう。なおリスティング広告枠は除きますが、自然検索結果のエリアに表示されたものは結果として順位を付けて考えてみます。そのため先ほど紹介したYahoo!ニュースを、ここでは5番目の順位として考えます。

まずは同じ検索結果になるはずの、GoogleとYahoo!で比べてみましょう。

 

Google

1位

【人材育成のコツ】優秀な人材がどんどん育つポイントを世代ごとに解説

 

https://bowgl.com/2017/07/14/human-resources-development/

2位

人材育成の現状と課題【第1回 人が育つ職場とは?】 | 産業能率大学 総

 

www.hj.sanno.ac.jp ... 事例・コラム コラム 人が育つ職場とは?

3位

「アレ」がない人材育成は、時間と金の無駄 : 日経BizGate

 

bizgate.nikkei.co.jp/article/114833816.html

4位

人材育成とは?目的と実施方法について | BizHint HR(人事の悩みにヒ

 

https://bizhint.jp/keyword/12267

5位

企業の人材育成。社員が育つ職場のつくりかたとは? | 人事のキホン

 

https://www.noc-net.co.jp/blog/2016/08/column_153/

6位

人材育成のあり方について - Biglobe

 

www7a.biglobe.ne.jp/~justeye/jinzai_ikusei.html

7位

人材育成・能力開発制度の実際 - 『日本の人事部』

 

https://jinjibu.jp 人事制度

8位

コラム|人材育成・教育研修|トーマツ イノベーション

 

https://www.ti.tohmatsu.co.jp 人材育成コラム(一覧)

9位

人材育成とは|人材育成・教育研修|トーマツ イノベーション

 

https://www.ti.tohmatsu.co.jp 人材育成とは

10位

人材育成とは | 新入・中途の研修目的も解説|OJTやSDの語義 - タレン

 

https://boxil.jp/mag/a2786

 

Yahoo!

1位

【人材育成のコツ】優秀な人材がどんどん育つポイントを世代ごと

 

bowgl.com/2017/07/14/human-resources-development/

2位

人材育成の現状と課題【第1回 人が育つ職場とは?】 | 産業能率大

 

www.hj.sanno.ac.jp ... ›コラム 人が育つ職場とは?

3位

「アレ」がない人材育成は、時間と金の無駄 : 日経BizGate

 

bizgate.nikkei.co.jp/article/114833816.html

4位

人材育成とは?目的と実施方法について | BizHint HR(人事の悩み

 

bizhint.jp/keyword/12267

5位

人材育成に関するニュース

 

Yahoo!ニュース

6位

企業の人材育成。社員が育つ職場のつくりかたとは? | 人事のキ

 

www.noc-net.co.jp/blog/2016/08/column_153/

7位

人材育成・能力開発制度の実際 - 『日本の人事部』

 

jinjibu.jp 人事制度

8位

人材育成のあり方について - Biglobe

 

www7a.biglobe.ne.jp/~justeye/jinzai_ikusei.html

9位

人材育成とは|人材育成・教育研修|トーマツ イノベーション

 

www.ti.tohmatsu.co.jp 人材育成とは

10位

人材育成は何を目的にすべき? | 大塚商会

 

www.otsuka-shokai.co.jp > ... > 人材育成

11位

人材育成とは | 新入・中途の研修目的も解説|OJTやSDの語義

 

boxil.jp/mag/a2786

12位

人材育成とは

 

辞書(コトバンク)

同じロジックを使っているはずのGoogleとYahoo!なので、5番目にYahoo!ニュースが入るということ以外は順位が一緒のはずです。しかし、実際には順位の入れ替わりが起こっています。 

ちょうどページの切れ目となる10位あたりは注目すべきポイントです。

Yahoo!は最後に辞書(コトバンク)の検索結果が表示されています。

それと1ページ目の自然検索結果エリアには、Googleが10個の自然検索結果だったのに対して、Yahooでは、12番目の情報までが表示されます。

5番目の位置に出たYahoo!ニュースと辞書(コトバンク)合わせて、純粋な自然検索結果に2つの情報が加わったので12番目まで表示させるというのは納得できます。

しかし、Googleに表示されていなかったWebページの自然検索結果もあります。 

違いとしてYahoo!の検索結果にはニュースなどYahoo!が提供、あるいは関連するサービスが出るために、自然検索結果がGoogleと違って見えるというのがポイントとして挙げられます。

加えてGoogleの検索技術を使っているとはいえ、検索結果に表示する機能までそっくりそのまま導入しているわけではありません。

このため自然検索の結果については多少の順位の違いが出ることも理解する必要がありそうです。

また1ページ目の下位、特に2ページ目との境目になると微妙な違いで表示そのものが1ページ目に表示されないというケースが考えられます。そのためギリギリ10位というWebページで安心できるとは限りません。

Bingを見てみる

次に、Bingの自然検索結果を確認します。 

 

Bing

1位

人材育成の現状と課題【第1回 人が育つ職場とは

 

www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/7708

2位

人材育成とは|人材育成・教育研修|トーマツ イノ

 

https://www.ti.tohmatsu.co.jp/hrd

3位

人材育成のあり方について

 

www7a.biglobe.ne.jp/~justeye/jinzai_ikusei.htm

4位

人材育成の取り組み : 人材に関する考え方と取り組み

 

https://www.fujixerox.co.jp/company/person/personnel

5位

人を育てる職場風土を創り出す 【第4回 人が育つ職場

 

www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/7712

6位

人材育成のツボ|人と仕事研究所

 

https://apj.aidem.co.jp/column_list/11

7位

人材育成の方法とポイントは採用後の育成によって

 

www.business-sol.jp/category/1576623.html

8位

人材育成 に関するニュース

 

bing.com/news

Bingについての大きなポイントは、1ページ目の検索結果が8つという事です。

8番目はbingニュースですから、実質的には7つです。検索結果自体の表示は非常に少ないと言えます

またGoogleの自然検索結果と比較すると、Bingの7つの検索結果に対してGoogleでも表示されていたものは5つでした。

検索結果の上位で一つ順位が近しいものはありましたが、基本的には順位に共通性は見当たりませんでした。

このようにGoogle(≒Yahoo!)とBingの検索エンジン技術は、大きく違っていることが分かります。 

Bingについて詳しい記事もありますのでご興味がれば「もうひとつの検索エンジンBingの特徴と基礎知識」もご確認ください。

スマートフォンでの違い

さて、スマートフォンでの違いについても少し紹介しておきましょう。

同じように、「人材育成」というキーワードを各検索サイトで検索してみました。

<Google>

Google スマホ 人材育成 

<Yahoo>

Yahoo スマホ 人材育成 

<Bing>

 Bing スマホ 人材育成

多少の違いはありますが、検索結果は ほぼPCと同じです。

上部にはGoogleではリスティング広告が表示されますが、Yahoo!は関連語も表示されます。

また、PCで表示されていた Yahoo!ニュース、辞書(コトバンク)は、スマホでは自然検索エリアに表示されないことも特徴といえます。

面白いのはBingです。

パソコンではあれだけ多く出ていた広告が、スマホだと全く出てきません。広告がない分すっきりとした感じになります。 

まとめ

今回のポイントは次の通りです。

  • GoogleとYahoo!の検索技術は同じだが、表示は多少違いが出る。

リスティング広告の量やYahoo!ニュースなどが入る事で、Yahoo!は相対的に順位が低いように見えることに注意が必要です。また、1ページ目での自然検索結果の表示数も違いました。

  • Bingの自然検索結果は、Googleの技術と全く違ったものになる。

広告の量やスマホでの表示の違いについても把握しておくべきでしょう。 

また本文中では触れませんでしたが、Googleは同じ検索キーワードでも検索するたびに微妙な順位変動が確認できました。そのため「Yahoo!と順位が同じかどうか」という検証は、実質的には意味を成していないかもしれません。また少し時間を空けて検索すると、Googleもニュースが自然検索結果内に差し込まれたり、Yahoo!は違う位置にニュースが挿入、順位変動があるといった事も確認できました。

パーソナライズド検索を別にしても、一概に「検索結果はこれ」と言うのこと自体が難しい状況になってきているのでしょう。また、1ページ目というだけでは上位表示されていると言えず、SEOで効果を出すためには少なくともトップ3を狙う必要があるでしょう。

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