HubSpotは使いづらい!?評判やメリット・デメリットを解説

自社のデジタルマーケティングをさらに進化させるために、HubSpotの導入を検討している会社やマーケティング担当者はますます増えています。特にBtoBの事業を展開している企業において、デジタルマーケティングを効率的に実施するためのプラットフォームとして導入を検討されている企業が増えています。

一方で、様々な機能がオールインワンに備わっているHubSpotだけに、機能の詳細や使い方などが分かりづらいかもしれません。実際に何から始めたらいいのか、具体的な導入方法が分からず、お困りの方も多いかと思います。

そこで本記事では、そもそもHubSpotは本当に使いづらいツールなのか、評判を含めてご紹介しつつ、導入するメリットやデメリット、導入前に確認すべき3つのポイントについて詳しく解説します。

HubSpotについて正しい知識を吸収した上で、導入の意思決定への一助になりますと幸いです。

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HubSpotは本当に使いづらいの⁉評判・口コミを紹介

評判・口コミを紹介

HubSpotとは、企業のマーケティング、営業、カスタマーサービスの業務を支援するために開発された、アメリカのHubSpot社が提供するクラウド型ソフトウェアです。世界120か国以上の12万社以上の企業で利用されています。

HubSpot社の会長兼共同創業者であるブライアン・ハリガンは、同社最高技術責任者(CTO)のダーメッシュ・シャアと共著を出版しています。その中で彼らは、従来のプッシュ型のビジネス手法とは正反対の、「インバウンドマーケティング」を紹介しています。このインバウンドマーケティングで必要となるツールをすべて揃えたものが、HubSpotです。

【HubSpot CRMのユーザーレビュー・口コミ】

HubSpotを利用したことで、カスタマイズの利便性や料金面に関して評価をしていますね。
一方で、全体的な評価は高いものの、細かく見ると改善点が上がっているのも確かです。

コメントをまとめてみました。

  • 良い口コミ
    • リード管理が秀逸
    • 初期費用0円で導入することができる
    • Webマーケティングからセールスまで一気通貫した体制構築を目指せる
    • 利用したい機能分だけの支払いでOK
    • 業務設計のカスタマイズ性
  • 改善点に関しての口コミ
    • カスタマイズ性が高く、決まりきった型が少ない
    • 問合せに対して返答に3営業日以上かかることが多く、回答もズレる場合がある

口コミをまとめると、初期費用も安く、導入までの障壁は少ないですが、導入後の運用体制が使いこなせるかどうかの肝となりそうですね。

なぜ、HubSpotを使いこなせないのか3つの理由

HubSpotを使いこなせないのか3つの理由

HubSpotは見込み客を見つけて育成し、顧客にするインバウンドマーケティングとセールスのためのツールです。無料からでも導入することができる非常に強力なツールですが、導入後に使いこなせない企業が一定数いるのも事実です。

スムーズに導入でき、運用を開始することが理想ですが、現実問題として下記の3つの課題に直面する企業や担当者の方も多いようです。

  1. 自社に最適化した設計ができていない
  2. 日本語に違和感を抱くときがある
  3. 無料プランで利用できる機能に限界がある

①自社に最適化した設計ができていない

ツール全般に共通していますが、初めてツールを使用する場合は、自社に最適化した設計が重要となります。

その上で、最適化した設計には導入目的や課題、重点的に効率化すべき作業を明確にすることが重要です。導入前に社内で確認しておくと、重要度の高い項目を優先的に改善するための設計を作ることができます。やるべき項目が多すぎて作業に追われてしまい、優先度が明確にならない、手がつかないような手段の目的化にならないように気をつけたいところです。

HubSpotは使いやすさに定評があるため、自社に最適化した設計ができれば、効果を実感できるはずです。

また、設計してからがスタートであり使いこなせることにより価値を生み出すツールなので、自社で完結できない場合は、運用まで行えるパートナー企業からの支援を受けることも検討してみましょう。

HubSpot導入支援〜失敗しないパートナー選定の3つのポイント

HubSpotのパートナー選定については「HubSpot導入支援〜失敗しないパートナー選定の3つのポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

②日本語に違和感を抱くときがある

HubSpotはアメリカ製のサービスなので、日本語の表現に違和感を抱くことがありました。ただ、直近では大幅に改善しており、日本語使用の使いやすさも増しています。
以前は英語を直訳したようなものや、日本人があまり使わない表現があり、意味が分かりづらいことも少なくありませんでした。

また、外部の顧客から見える広告やテンプレートは正しい日本語に翻訳されているため、顧客に失礼になるような事態はまず起きません。外資系ツールに慣れていない方も、導入初期前に無料版でHubSpotをトライアルすることで、使いやすさを実感できるはずです。

③無料プランで利用できる機能に限界がある

そもそも使いこなす前段の前に、自社で求めている機能が無料プラン内でカバーしていない可能性があります。

HubSpotには複数のプランがあるため、上位モデルほど機能もグレードアップします。無料プランでもかなりの機能を網羅していますが、利用できる機能には限界があります。例えば、マーケティングやヘルプデスクの自動化、SEO対策やA/Bテストツールなど、各施策の運用効率を最大化できる機能は、Professionalプラン以上でないと使えません。

目的に応じて、有料プランや他社ツールの検討が必要となるでしょう。

インバウンドマーケティングとは?BtoBでの成功事例や手法を紹介

インバウンドマーケティングの手法については「インバウンドマーケティングとは?BtoBでの成功事例や手法を紹介」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

自社にHubSpotが合うかどうかを判断する4つのポイント

自社にHubSpotが合うかどうかを判断する4つのポイント

ここまでHubSpotの評判や口コミ、使いこなせない企業の特徴を解説してきましたが、結局「自社にHubSpotが合うの?」と思われている方もいらっしゃるかと思います。

そこでHubSpotが自社で合うかどうかを判別する4つのポイントについて紹介します。

  1. コストを抑えたい
  2. SEO対策に力を入れていきたい
  3. MAツールを導入していない
  4. 導入後の運用に不安を感じている

①コストを抑えたい

コストを抑えてツールを導入したい企業に、HubSpotはオススメです。

有料契約をして理想と異なっていた場合、解約をして新たなツールを探すなどの手間がかかります。効率的なマーケティングを行いたい企業にとって、避けたい状況です。

ツール導入初心者でいきなり結果を求めるよりも、まずはお試し感覚でツールを利用して様子を見たいという人はhubspotを利用してみてください。

また、HubSpotの場合、無料で使える機能の多さ必要な機能を選定して導入できる点は非常に魅力的でしょう。

無料のツールとしては十分な機能が備わっていますが、慣れてきてもう少し機能の幅を増やしたいという方は、スタータープランという有料版もあります。

さらに、自社が提供したいサービス内容に合わせて、ツールの組み合わせを行えるのも、HubSpotのメリットなので、必要な機能だけを導入でき、コスト削減が可能です。加えて余計な機能がないプラットフォームとなり、使いやすさを感じられます。

コストを抑えながら現在の課題をクリアしたい人は、試しに使ってみると良いでしょう。

参照:HubSpot価格表

②SEO対策に力を入れていきたい

検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトを上位に表示したい企業にも、HubSpotはおすすめです。

Hubspotには、Webサイトや記事などのコンテンツ制作機能ができるツールもあり、自社サービスや顧客に有益な情報発信が可能となります。

コンテンツに興味関心をもってくれた顧客が自ら、自社に接触してくれるケースも生まれるため、人的コストを削減できるのです。

また、サイトのパフォーマンスを測定・分析するためのアナリティクス機能など必要なものが含まれているため、ブログなどを寄稿するだけでなく、PDCAをより早く正確に回すことができ、中長期的にも施策が成功する確率が上がるでしょう。

まずは知っておきたい!SEO初心者がするべきことを徹底解説

SEO対策については「まずは知っておきたい!SEO初心者がするべきことを徹底解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

③MAツールを導入していない

初めてMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入検討している企業は、HubSpotから使い始めることをおすすめします。

他のMAツールからHubSpotに変更したことで作業効率がアップしたという口コミがあるように、全体的に他のMAツールよりも評価が高く、実績も申し分ありません。

特に、マーケティングで重要な顧客情報の収集に関する機能が豊富で、自動的に記録してくれる機能は、営業担当者からすると作業の負担は減り嬉しいポイントではないでしょうか。

メールや電話、チャットなど顧客とのコンタクトツールも多く、周辺作業のサポートをしてくれるので、一人ひとりの作業負担が少なくなるのは大きなメリットと言えます。

また、マーケティングやセールス、カスタマーサポートなどMAツールの全てが揃ったオールインワンパッケージですが、用途に応じて段階的に導入したり、一度にまとめて導入したり、どちらも選べる点も初心者にとって嬉しいポイントです。

さらに、Hubspotには潜在顧客の中からリード(見込み客)を見極めるために便利な機能があるので、顧客を絞って対応をすることができます。

優先順位をつけて顧客対応をすることができるので、重点的に顧客になりうるリードを対象にセールスできるのです。

業績をアップさせるには、いかにリードから顧客に発展させられるかが重要なので、効率良く結果を出したいなら必要な機能ではないでしょうか。

MAに必要な機能を自分で揃えるにはハードルが高いので、初めて使う方こそHubSpotから利用することをオススメします。

MA導入の5ステップ!選定や運用で失敗しないための注意点を解説

マーケティングオートメーションについては「MA導入の5ステップ!選定や運用で失敗しないための注意点を解説」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

④導入後の運用に不安を感じている

ツールを導入後の運用体制やノウハウについて不安がある企業は、HubSpotだと導入後その不安を感じることは少なくできるでしょう。

ユーザー数は1名からでも導入可能であり、小さな部署からスモールスタートをすることができます。そのため例えば、マーケティング部で導入をして、効果を実感したため、営業部でも使うみたいなことはよくある事象です。

また、HubSpotは、有料・無料ユーザーどちらでも使用できる、公式コミュニティがあります。

HubSpot販売パートナーや、連携アプリ開発者とコンタクトをとれるため、感じた不安点を解消したり、より円滑な運用方法を学んだりできるのです。

日本語版コミュニティもあるので、英語がわからないユーザーも安心してコミュニティを利用できるでしょう。

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HubSpotのパートナー選定については「HubSpot導入支援〜失敗しないパートナー選定の3つのポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

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「HubSpotを導入したものの上手く使いこなせていない…」「現在、他のCRMを使用しているがHubSpotへの移管を検討している」「機能が多すぎてどのように使っていいかが分からない…」などのお困りごとは私たちリードプラスへご相談ください。

HubSpotの代理店契約を2015年に締結して以来、HubSpotの導入支援および運用サービス、HubSpotを活用した包括的なインバウンドマーケティング支援を行ってきました。些細な内容でも構いません、ぜひお気軽にご相談ください。

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導入前に確認すべき3つのポイント

HubSpotには魅力的な機能が揃っており、導入を検討している方も多いでしょう。ただ、導入前に確認すべき下記3つのポイントがあります。

  1. 自社に必要な機能を確認する
  2. 導入の目的を明確にする
  3. サポート体制を確認する

①自社に必要な機能を確認する

導入する前にまず、自社に必要な機能は何かを確認する必要があります。

HubSpotには複数の有料機能がありますが、すべて契約する必要はなくビジネス状況や課題に応じて必要なツールだけを取り入れることができます。不要な支出を抑えるためにも、必要な機能の洗い出しをしっかりと行いましょう。

②導入の目的を明確にする

導入する目的を明確にしておくことも大切です。

「マーケティングのツールだけを導入し強化したい」「複数またはすべてのツールを導入し企業の成長を図りたい」「これまで利用してきたツールを補うために利用したい」など、導入の目的は企業によって異なるでしょう。新規導入による従業員の負担が増えると、パフォーマンスの質と量が落ち込む可能性があります。目的に応じて、導入・移行スケジュールを入念に立てる必要があります。

③サポート体制を確認する

導入や運用をしていく際には、トラブルや不具合、わからないことが多く出てきます。自社にとって十分なサポート体制であるかどうかも確認したほうがよいでしょう。

HubSpotでは、導入や運用に関してのサポート体制も万全に整えています。導入する際は、導入支援専門の担当者などに、ソフトウェアの使い方の習得や、これまで使っていたソフトウェアからの移行などについて相談できます。運用においては、カスタマーサポートチームにより、電話やEメールで技術面でのサポートを受けられます。

また、運用していく上で成功の鍵となるのは「自社に最適化した設計」を行うことです。設計してからがスタートであり使いこなせることにより価値を生み出すツールなので、自社で完結できない場合は、運用まで行えるパートナー企業からの支援を受けることも検討してみましょう。

HubSpot導入支援〜失敗しないパートナー選定の3つのポイント

HubSpotのパートナー選定については「HubSpot導入支援〜失敗しないパートナー選定の3つのポイント」でも詳しく解説しています。参考にしてください。

HubSpotとよく比較されるツール

ここまで「HubSpotが自社に合うのか」「導入前に確認すべきこと」等を紹介してきましたが、他のツールはどうなのか?気になっている方もいるかと思います。

そこでMA(マーケティングオートメーション)ツールを検討している企業でよく比較される「Marketo(マルケト)」「Account Engagement (旧Pardot:パードット)」の2つと比較しながら紹介します。

Marketo(マルケト)

Marketo

Marketo(マルケト)公式サイト

Adobe社が提供している「Marketo」は、全世界で6,000社以上が導入しているMAツールです。

顧客自身がまだ気づいていない潜在的な購買欲求を掴み、それぞれに合わせた最適なアクションを提供できるため、アクションに対する効果が現れやすくなります。

BtoB・BtoCマーケティングどちらにも特化しており、販売パートナー・参加コミュニティ両方のユーザーがバランスよく存在しているのも特徴です。

HubSpotのようなCMS(顧客の管理システム)はありませんが、多様な分析方法が搭載されているツールです。そのため、顧客がどのように商品認知をしたか、購入に至ったかなどの詳しいデータを可視化します。それによって、マーケティング戦略の課題点・優れている点を明確にでき、顧客に適したアプローチが実行できるのです。

幅広い分析項目を活用したい場合は、Marketoもおすすめですが、CMSによる新規顧客の獲得が目的だとHubSpotが適しています。

Account Engagement (旧Pardot:パードット)

Account Engagement

Account Engagement (旧Pardot:パードット)公式サイト

「Account Engagement (旧Pardot:パードット)」は、Salesforceドットコム社が提供しています。

顧客の管理システムと連携させて顧客育成を図ることを得意としており、Eメールを活用した見込み顧客のフォローアップが特徴のひとつです。

すでに自社を認識している見込み顧客に合わせたアプローチをすることで、契約まで結びつけることができるでしょう。

HubSpotで揃えられている機能と内容は似ていますが、料金形態に大きな違いがあります。Salesforceはユーザーごとに課金が発生し、さらに機能を組み合わせると別途料金が発生するため、注意が必要です。

見込み顧客は多いけれど、成約にたどり着けない、もっと契約数を増やしたいと考えている企業にあったツールです。

すでにいる顧客の感度を高めるのにはAccount Engagement はおすすめですが、見込み顧客の獲得が目的だとHubSpot方が適しています。

一番重要なのは自社に合った設計をすること

HubSpotは見込み客を見つけて育成し、顧客にするインバウンドマーケティングとセールス一体型の非常に強力なツールです。

しかし、現在インバウンドマーケティングという考え方は、まだまだ一般的に普及しているとは言えません。そのため、HubSpot導入のハードルも高いです。

また、本来導入が目的ではなく、運用する中で成果を出すのが目的だと思います。そして運用していく上で成功の鍵となるのは「自社に最適化した設計」を行うことです。設計してからがスタートであり使いこなせることにより価値を生み出すツールなので、自社で完結できない場合は、運用まで行えるパートナー企業からの支援を受けることも検討してみましょう。

パートナーに相談することで、自社だけでリサーチをしても難しい専門性のある領域や、HubSpotの一歩進んだ活用方法についてもサポートを受けることができます。

例えるなら、導入しても運用が出来なければ、極論「溝にお金を捨てる」ことと同義になってしまいます。自社の本質的な課題を明確にしながら、HubSpotでの課題解決方法を模索し、PDCAをまわしていくといった、プロジェクトマネジメント体制を作り上げていきましょう。

またパートナーに相談する際には、導入時だけでなく、その後の運用パートナーとして中長期的に付き合っていけるのか、という視点で選ばれることをオススメします。

本記事が、読んでいただいた皆様の一助になりますと幸いです。これを参考に、ぜひHubSpotの運用を成功させてください。

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