ネットショップ(EC)の売上が爆増する!7つの鉄板集客法
誰もが簡単にネットショップを開設できるようになった時代ですが、多くの人が「集客」に頭を悩ませています。集客施策まで手が回らない、集客方法が分からないという人は少なくありません。しかし、集客力を高められなければ売上も上がらないのが現実です。そこで本記事では、ネットショップの訪問者を増やす8つの集客法を解説します。
ネットショップの集客でのポイント
ネットショップの集客も、基本的にはリアル店舗での集客と同じです。ターゲットを明確にして、常にユーザーの視点で考え、流入経路や利用状況を分析する必要があります。まずはネットショップにおける集客のポイントを詳しく解説します。
ターゲット層を絞り込む
効果的な集客を行うためには、まずターゲットを絞り込む必要があります。販売しようとしている商品がどのような層に好まれそうであるか、あるいはどのような層に購入してほしいのかなどを設定しましょう。その内容に合わせてサイトのデザインや商品選定、取るべき集客方法を決定していきます。ターゲットを設定しないまま広く運営しても、品揃えや価格の安さの面では大手のネット通販サイトに敵わないため、集客のハードルが高くなります。
そのため、ターゲットを明確にしてユーザーのニーズに沿ったショップを運営することが重要です。例えば女性向けの洋服や雑貨を扱うのであれば「30~40代の働くママ」や、「低身長でもスタイリッシュに着こなせる洋服を探している女子」といったように、ペルソナを具体的に設定するとよいでしょう。初めに設定したターゲットとは異なる層にニーズが高い場合もあるため、適宜、運営方法を見直すことも大切です。
ターゲットを決めたら、ユーザーの視点で戦略を立てていきます。ユーザーと一口にいっても、そのネットショップの存在をまったく知らない人、一度購入したことがある人、何度も購入してリピーターになっている人など、関心の度合いはユーザーによって様々です。潜在顧客に対しては、まず露出を増やして存在を知ってもらい、興味を引きつけるかが重要です。一方で、リピーターに対しては購入頻度を高めたり、ほかの人に商品の良さを拡散してもらったりするための施策が必要です。
ユーザビリティへの配慮
ユーザビリティとは、使いやすさや操作性を表す言葉です。使いやすく、迷わず操作できるサイトに対して「ユーザビリティが高い」という言い方をします。近年は誰でも簡単にネットショップを開設できるサービスが増え、ネット上にはいろいろなショップが乱立している状態です。山ほどある選択肢の中から選んでもらうためには、ユーザビリティを重視したサイトづくりが欠かせません。
例えば、住所や決済手段などを入力する際に「長い」「面倒だ」と感じてしまうと、ユーザーは途中で購入を止めてしまうかもしれません。購入完了まであとどれくらいの入力項目が残っているのか、手続きの進行状況を把握できるようにしておくことが離脱防止につながるでしょう。
ネット通販はパソコンだけでなくスマホ経由で利用する人も多くなっています。ネットをあまり使わない60代以上の高齢層がターゲットであるという場合を除いては、スマホで表示した時にも見やすく、使いやすいデザインを意識すべきだといえるでしょう。利用する端末によって適切に画面が表示されるようレスポンシブデザインを採用し、パソコン、スマホ、タブレットなど、あらゆる端末に対応したサイト設計が集客力を高める鍵となります。
流入チャネルを理解する
サイトへの流入チャネルを分析することも集客向上に役立ちます。流入チャネルとは、サイトの訪問者がどのような経路をたどってきたかを示すものです。
例えば、検索エンジンからの流入をはじめ、SNS広告、アフィリエイト、検索連動型広告、ディスプレイ広告、メルマガ、他サイトからのリンク流入など、様々なチャネルがあります。流入チャネルは、Google Analyticsといったアクセス解析ツールによって自動的に分析することが可能です。ネットショップを開設したら、このようなアクセス解析ツールを用いて現在のサイトの利用状況を把握しましょう。
流入チャネルを分析すれば、チャネルごとの流入数や売上などが明確になります。多くの収益を上げているチャネルがあれば、さらに売上をアップするためにどのような施策が有効か考えましょう。反対にほとんど売上に結びついていないチャネルに対しては、集客にかける手間やコストを見直す必要があります。
また、解析ツールを使えば、リアルタイムでのサイト閲覧者数や閲覧数の多いページ、平均滞在時間、新規セッション率(初めてサイトを訪問したユーザーの割合)、直帰率(訪問者のうちサイトを訪れてから他のページを閲覧することなく離脱したユーザーの割合)なども分かります。そこで得られる数値を参考にして、サイトのデザインや取り扱い商品を工夫してみましょう。
無料でできるネットショップの鉄板集客法
ネットショップの集客施策には、無料でできるものと有料のものとがあります。以下では、積極的に取り組みたい無料の集客方法を解説します。
コンテンツSEO
SEO(Search Engine Optimization)は、日本語で「検索エンジン最適化」と訳されるマーケティング用語です。ユーザーは検索エンジンの検索窓に欲しい商品に関するキーワードを入力し、表示されたサイトを上から順番に閲覧していく場合がほとんどです。したがって、自分のネットショップが検索結果の上位に表示されたほうが集客に有利であり、この上位表示を狙うための施策のことをSEOと呼びます。
検索結果を左右する要因は多岐にわたりますが、開設したばかりのネットショップでも比較的に取り組みやすいのが「コンテンツSEO」です。コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を先読みし、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを提供することで、集客力と購買意欲の向上に結びつけようとする考え方のことです。
例えば、ファッション系のネットショップであれば、単に商材を紹介するだけでなく、その商材を使ったコーディネートやアイテムの手入れ方法など、ユーザーの悩みを解決するような有益な情報を盛り込むとよいでしょう。なお、どのようなキーワードに需要があるのかについては自分で予測して対策を立てることもできますが、専用の分析ツールを使えば、より効率的なキーワード選定が可能になります。
SNS運用
ネットショップの運営と同時にSNSを運用することも集客に有効です。ネットショップは、基本的に商品ページと会社情報、問い合わせフォームなどのみで構成されており、載せられる情報には限りがあります。
そこで活用したいのがSNSです。SNSはユーザーとリアルタイムでやり取りできるだけでなく、無料で使える宣伝媒体でもあります。新商品の情報やセールの情報、お役立ち情報をまとめたコンテンツなどをSNSでシェアすれば、より多くのファンと潜在顧客に情報を拡散しやすくなるでしょう。
また、SNSを運用する際は、それぞれの特徴やメインユーザーを意識して使い分けることも重要です。例えばInstagramは画像と短尺動画の投稿を中心とし、Z世代(1996年〜2015年生まれの若者)やミレニアル世代(1980〜1995年生まれの世代)の利用者が多い印象があります。画像と動画がメインのため、ショップの世界観を表現しやすく、ショッピング機能を活用すればInstagramの投稿からネットショップに誘導することも可能です。
それに対し、Twitterは140字までの短文を投稿するSNSで、利用者は20代が圧倒的な割合を占めています。リツイート機能による爆発的な拡散が期待でき、ユーザーと近い距離でコミュニケーションが取れる点がメリットです。このようにSNSの特徴とメインユーザーをきちんと押さえておくことは、ネットショップのターゲットに効果的に情報を届ける際の助けになるでしょう。
メルマガ配信
ユーザーの中には、ネットショップを訪れて商品に興味を持っても、今すぐではなく少し検討してから購入するかどうか決めたいと考える人も少なくありません。そのようなユーザーへのアプローチに便利なのが、メルマガです。
もちろんブックマークして後で見返すこともできますが、それでは保存したこと自体を忘れてしまう可能性もありますし、新商品やセールなど時々性のある情報を伝えることができません。そこでメルマガの登録に誘導できれば、ユーザーがお得な情報を見逃す心配がなく、タイムリーに情報を発信できるでしょう。
売上増やすならこれ!有料のネットショップ集客法
無料の集客策を一通り実行してみたら、有料の集客策を検討してみるのもおすすめです。コストがかかる分、短期間でより確実に集客を高められる可能性があります。有料の集客策としては、主にリスティング広告、SNSの広告運用、アフィエリエイト広告、リマーケティング 広告の4種類があります。以下で詳しくみていきましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーが検索したキーワードと連動して検索結果の有料広告枠にネットショップを表示させられる広告のことです。広告枠は検索画面の上部や下部、サイドなど、通常よりもユーザーの視覚に入りやすい位置に設けられており、さらにキーワードと連動して表示されることから、購買意欲の高いユーザーにターゲットを絞れる点を強みとしています。
リスティング広告は、短期間で効果を出したい時に向いている施策です。SEO対策で検索上位を目指すにはそれなりの手間と時間をかけてじっくりと取り組む必要があり、だいたいの目安として効果が出るまでには半年程度を要します。その一方、リスティング広告では出稿期間中は確実に上位表示ができるため、SEOよりも短期間で効果を得ることができるのです。
SNS運用広告
名前の通りSNSのタイムライン上に広告を表示させる方法です。通常の投稿と同じ形式で表示されるので、いかにも広告といった風ではなく自然に見せられるメリットがあります。
SNSによって多少の違いはありますが、例えばFacebookではアカウント登録時に実名や性別、年齢、学歴、勤務先といった細かい個人情報の入力が求められます。このような個人情報にSNSでの行動データを組み合わせれば、精度の高いターゲティングが可能となり、リスティング広告ではリーチが難しい潜在顧客に対してもアプローチができるでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、個人のブログやSNSなどで商品を宣伝してもらい、それを読んだユーザーが実際に商品を購入した時に報酬が発生する広告のことです。アフィリエイトで出稿するには、ASPというサービスプロバイダーに登録し、商品の広告コードを第三者(アフィリエイター)が自身のブログに埋め込む必要があります。
アフィリエイトは購入につながった時にしか報酬が発生しないため、コスト面でのメリットが大きい集客方法です。しかし、1件あたりの報酬が低く、需要の少ない商材ほどアフィリエイターを確保するのが難しいというデメリットもあります。
リマーケティング広告
これまでにショップを訪れたことのある潜在顧客に対して、広告を配信する仕組みです。最初の訪問で商品を購入せずに直帰してしまうユーザーは、必ずしも購入意欲がないわけではありません。他の商品と比較するなど吟味して納得したものを買いたいと思っている傾向にあります。
リマーケティング広告では、そのようなユーザーに対し、別のサイトを閲覧している時に過去の閲覧履歴から特定の商品を再表示したり、おすすめ商品を表示したりすることでユーザーに再訪問と商品の購入を促します。
まとめ
ネットショップでの集客では、無料でできるコンテンツSEOと、有料の広告運用を上手く組み合わせることで効果を最大化できます。LocalFolioは、リスティング広告やSNS広告など様々な広告媒体を目的に合わせてワンストップで運用できるサービスです。ぜひネットショップの集客向上にお役立てください。