【完全版】広告媒体の種類まとめ。あなたにあった広告は?
世の中には色々な広告があります。大きく分けるとインターネット広告、マス広告、SP広告(セールスプロモーション広告)の3つに分類することができます。
インバウンドマーケティングに力を入れると、あたかも広告が悪のように聞こえますが、実際には立ち上げ期には広告は必要であったりします。
今回は自社ではどのような広告を扱うべきかを検討できるように、それぞれの広告の特徴やメリット、デメリットについて簡単に説明していきます。
インターネット広告
リアルタイムでユーザーの行動を把握し、低予算で広告運営をしていきたいというのなら、間違いなくインターネット広告がお勧めです。広告配信をしたいユーザーを自社で決定し、色々な方向からアプローチできることから高い人気があります。
アフィリエイト広告
ここ数年ですさまじい成長率をとげたアフィリエイト広告は、インターネット広告の代名詞と言っても過言ではありません。アフィリエイト広告は、成果(売上)に対して広告費用を支払うことになるため、無駄な広告費を一切支払う必要がありません。
メリット
- アフィリエイターと呼ばれる人が、見込み客を紹介してくれる。
デメリット
- アフィリエイターが成果を出すと、必ず報酬を支払わなければいけない。
- ブラックハットと呼ばれる悪質な手法に広告費用を支払うことになる可能性もある。
リスティング広告
インターネットの検索結果ページの一番上に掲載される広告をリスティング広告と言います。広告掲載したいキーワードに対してお金を払い、広告の表示回数またはクリック回数によって広告費用が発生します。
メリット
- SEO対策をしなくても上位表示ができる。
- キーワードごとに発生する利益を数字で判断しやすい。
デメリット
- インターネットに関する知識がないと、広告を掲載することが難しい。
- 運用方法を間違えれば大きなマイナスを出してしまう可能性もある。
ソーシャルメディア広告
TwitterやFacebookなど、今や多くのソーシャルメディアがスマートフォン端末から手軽にアクセスできるようになりました。実は、そのようなソーシャルメディアに対して広告を掲載できることをご存知でしょうか?ソーシャルメディア広告は、クリックによって広告料金が発生するクリック型広告と広告の表示回数によって費用が発生するインプレッション型広告があります。媒体によっては、拡散行動に対してお金を支払うエンゲージメント型広告と呼ばれるものもあります。
メリット
- 広告を見せたいユーザーをセグメントしやすい。
デメリット
- ソーシャルメディアの中にいる人にしか広告が見てもらえない。
アドネットワーク広告
多くのブログやWebサイトを集めて、広告ネットワークを形成し、そのネットワーク内で掲載する広告のことをアドネットワーク広告と言います。バナー広告やレンダリング広告など、色々な手法が使えるため注目を集めています。
メリット
- 多くのメディアに広告申請をしなくても、手軽に多数のメディアに広告掲載ができる。
デメリット
- どのメディアに広告が掲載されているか把握しづらい。
ネイティブ広告
Webメディアで通常の記事コンテンツであるかのように掲載できる広告です。メディア内で、記事かと思ってクリックしたら広告だったという経験があるでしょう。あれがネイティブ広告です。
メリット
- 広告のように見えないため、ほとんど警戒されず広告媒体にアクセスしてもらえる。
デメリット
- 広告に見えないため、ユーザーを騙すことにもつながる。そのため誘導先のコンテンツで満足jしてもらう必要がある。
バナー広告
純広告とも呼ばれるバナー広告は、インターネット広告モデルの原点となった配信方法です。画像を利用することによって、サービスの認知を高められるとしてブランディング要素が強い広告手法として知られています。
メリット
- リスティングと違って、画像を利用できるためユーザーに強くアピールすることができる。
デメリット
- 文字による訴求が弱いため、コンバージョンに繋がりづらい。
DSP広告
広告業界でもあまり知られていない配信方法ですが、広告効果を最大化するために用いられる広告支援ツールのことをDSP広告と言います。DSPツールを介することで多くの媒体に広告掲載ができます。
メリット
- 多くのWeb媒体で広告主の希望に応じた柔軟な運用ができる。
デメリット
- 広告配信先が不明であるため、管理がしづらい。
RSS広告
Webサイトの更新情報を伝えるための機能として利用されるRSSですが、タイトルなどを掲載することで簡単な広告を掲載できます。RSS広告は、特定の読者に向けて興味性の高い広告を配信できるため高い反応率を得ることができます。
メリット
- 特定の属性のユーザーに広告の配信ができる。
デメリット
- 検索エンジン上のユーザーに対して、費用対効果の高いマーケティングが実施できない。
マス広告
新聞広告
新聞の一枠を購入して自社広告を掲載することを新聞広告と言います。インターネットを利用しないユーザーに対して、比較的簡単にアプローチできます。
メリット
- 見込み客がインターネットを利用しないユーザーでも広告が配信できる。
デメリット
- 集客するたびに、多くの広告費を支払わなければいけない。
テレビ広告
テレビ番組の間で放送される15秒間の広告のことをテレビ広告(コマーシャル)と言います。15秒のスポット広告を利用し、テレビを見るユーザーに対して広告を配信することができます。
メリット
- 音声と画像の両面から効果的に訴求ができる。
デメリット
- 広告の作成に技術が必要であると同時に、想像以上に広告配信予算が必要である。
ラジオ広告
ラジオ番組の間で放送される広告のことをラジオ広告と言います。何度も耳に強く訴求されるため、非常に印象に残りやすいと考えられています。
メリット
- 特徴的なメロディやメッセージを配信することで、強い印象を与えられる。
デメリット
- ラジオを聴く人にしかアプローチすることができない。
SP広告(セールスプロモーション広告)
交通広告
電車やバスやタクシーを利用していると、多くの広告を見かけることがあると思います。交通広告を利用すればドア枠やガラス窓など、多くの人の目に付く場所に広告掲載ができます。
メリット
- 会社へ通勤している人や通学者に対して、手軽に広告訴求ができる。
デメリット
- 自社に興味があるユーザーに対して効果的に訴求できない。
ダイレクトメール
見込み客となりそうな個人や法人客に対して直接メールや郵便物を送ることをダイレクトメールと言います。インターネットを利用することで広告測定ができるため、反応率の高い見込み客を簡単に発見できます。
メリット
- 郵便物やメールを送信する相手を、自分でセグメントできる。
デメリット
- 見込み客の個人情報が分からなければ、ダイレクトメールを送ることができない。
フリーペーパー
紙媒体を利用して文章と画像を使ってサービスの詳細を表現できることから、昔からフリーペーパーが利用されています。インターネットを使わなくても、街角にフリーペーパーを設置しておくことで、多くの見込み客にとってもらうことができます。
メリット
- 紙媒体を使うためサービスの詳細を説明しやすい。
デメリット
- ユーザーをセグメントして、広告配信をしていくことが難しい。
折込広告
折り込み広告とは、新聞などと一緒に入っている広告のことで、この存在を知らない人はいないでしょう。新聞を購読する人であれば、毎日必ず何かしらの折り込み広告を見ると思います。エリアマーケティングにも高い手法として、昔から利用されています。
メリット
- 地域性の高い商品を売る場合、高い反応率が得やすい。
デメリット
- 多くの見込み客にリーチするためには、多くの広告予算を投下しなければいけない。
どの広告配信方法が最も有効なのか
これだけを多くの広告マーケティングの手法を紹介してもどれが有効なのか分からないというのが本音でしょう。
自社で扱う商品やサービスによって、選ぶべき広告は違います。また、商品の特性や状態で選ぶ広告は変わってくるでしょう。見込み客が全国にいる場合と特定の地域にしかいないのとでは、選ぶべき手法は大きく変わります。それらのことを考慮しながら、自社にとって最も費用対効果の高い手法を選んでいくと良いでしょう。
どの広告を選んだとしても、今の時代はデータドリブンでなければなりません。広告に対する投資対効果を明確化しておくことが重要なのです。