PV(ページビュー)とは

PV(ページビュー)とは、Webサイト内の特定のページが開かれた回数を意味し、そのWebサイトがどのくらい閲覧されているかを測る一般的な指標として使われています。
PV数は、自然検索、参照(リファラー)、メルマガ、ソーシャルメディアなど、さまざまなブラウザの経路からユーザーが訪問したWebページ数を合算し、回数が出されます。Webページが表示されるごとに回数がカウントされるので、仮に1人のユーザーが複数のページを開いても、PV数は追加されていきます。
たとえば、1人のユーザーがWebサイトを訪問し、5ページ閲覧した場合は、PV数は5となります。また、同じユーザーが時間をおいて同じページを表示した場合でも、カウントされます。

PV数は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入することで調べることが可能です。GoogleアナリティクスでPVを調べるには、ログイン後、メニューの「ユーザー」から「概要」をクリックします。
PVは開いたページ数でカウントされていくため、実際に何人のユーザーがWebサイトを訪問したかを把握することには向いていません。しかし、Webサイトに掲載する広告を売り込む場合などには重要な意味を持つ指標となります。そのWebサイトの訪問数が1人だったとしても、PVが10だった場合、ページには広告が10回表示され、ユーザーはその広告を10回目にしたことになります。これは、訪問したユーザーが2人でPVが3である場合より、広告の露出としては有効であると考えられます。

実際にWebサイトを訪れたユーザー数を知りたい場合に用いられる指標としては、PVではなく、アクセス数があります。アクセス数は、Webサイトに訪問したユーザーの数とほぼ同じですが、アクセス数もまたPVと同じように、同一のユーザーが時間をおいて訪問した場合もカウントされてしまうので、厳密に訪問者数と同じとは言えません。
日、週、月といった集計ごとに、訪問者がどれだけいたかを表す指標には、ユニークアクセス数というものがあります。ユニークアクセス数は、集計期間中に同じユーザーが何回訪れても、カウントは1となります。
たとえば会社や、その会社のプロジェクトを周知する場合に有効である指標はアクセス数です。キャンペーンなど期間を限定されたものの周知を確認したい場合は、ユニークアクセス数が有効であると言えます。

PVが向上すると、アクセス数にも好影響が出る場合があります。PVが多いということは、ユーザーがそのWebサイトに興味を示しているページが多いということであり、リピーターになってくれる可能性が上がります。また、Webサイトをブックマーク登録したり、自分のSNSで紹介したりする可能性が生じ、結果、アクセス数の増加や新規訪問者の獲得につながります。このようにPVの向上は、Webサイトの運営にあたり重要な意味を持ちます。