ランディングページ(LP)とは
ランディングページ(Landing Page)には、広義と狭義の意味があります。
(広義)ランディングページ(LP)とは
検索エンジンやリンクを介してWebサイトを訪れた際、ユーザーが最初にアクセスするページのことです。略してLPと呼ばれることもあります。ランディングとは「着地」という意味で、Webサイトを訪れてまず着地するページ、というイメージから作られた言葉です。ランディングページはサイトの「入り口」という重要な役割を持っており、このページを解析することでユーザーがどのようなワードで検索したのか、どこのリンクから訪れたのか、といった情報を得ることができます。ランディングページはWebサイトのいわば「顔」にあたるので、集客アップのためにはこうした情報を生かしてユーザーのニーズを把握し、適切なランディングページを作ることが肝心です。
(狭義)ランディングページ(LP)とは
Webマーケティングにおいて、サイトに訪問したユーザーに向けた「販促に特化した」ページを指します。一般的に単に「ランディングページ」といった場合はこの狭義の意味で使われることが多く、ページの構成に独特な特徴があります。
そのひとつとして、商品の紹介から購入までを1ページ内に収めた縦長のデザインであることが挙げられます。これは、全ての情報を1ページに集約したレイアウトにすることで、訪れたユーザーの離脱を抑える狙いがあります。ユーザーはページを切り替えるたびにWebサイトから離脱する率が高くなるといわれています。最初のアクセスから購入までの流れを全て1ページ内で行えることで、ユーザーにページ移動といったストレスをかけることなく、スムーズに目的のアクションまで誘導できます。
また、大きな文字のキャッチコピーや印象に残りやすい画像や動画を多用し、ユーザーにインパクトを与え、説得力のある具体的なグラフやデータで、情報をわかりやすく伝えることができます。
また、他ページへのリンクがほとんどないことも特徴のひとつです。通常のWebサイトではページを分割して商品紹介をしたり、補足説明のため外部サイトを利用したりすることがありますが、リンクをなくして訪問したユーザーの「出口」を減らすことで、購入や資料請求といった入力フォームまで誘導することができます。
集客のために工夫を凝らしたランディングページは、通常のWebページと比べて購入や問い合わせなどコンバージョン獲得の達成率がアップするというメリットがあります。一方で、情報量が多くレイアウトが縦に長すぎるので、途中で飽きて離脱してしまうといった側面もあります。また画像を多用するため、検索エンジンを活用したSEOに弱い、といったデメリットもあります。こうした弱点を補うためには、SEO対策を施した通常のWebページからランディングページへと誘導する連携が必要となります。