h1とは
h1とは、HTMLファイルで使用される「タグ」のひとつです。そしてタグとは、Webページの情報構造を指示するマークのことです。Webページ内の見出しを示す「hタグ」の中で、h1は最も高い階層に位置するタグで、「大見出し」を指します。 h1タグのhとは「heading」の略であり、Webページの見出しを意味しています。h要素には1から6までの種類があり、順番に階層構造となっています。数字が少ないほど大きい見出しです。読者は、すべて同じ大きさ文字が羅列されている文章は、読みにくく感じるものです。h1タグを使って大見出しを目立たせることは、読む意欲を持たせるのに効果的です。
h1タグがWebページにおいて重要な理由として、コンピューターや検索エンジンが文章構造を理解しやすいようにするためという点も挙げられます。コンピューターや検索エンジンは人間のように文書やページのレイアウトを見ただけで、どこが大見出し部分であるか判断できません。そのため、h1タグで指定することが重要なのです。h1タグを指定することで検索エンジンにWebページの内容を正しく読み取られやすくなり、SEO(検索エンジン最適化)効果が高まります。検索エンジンがクローリングする際に、Webページの内容の中で何が主要な内容かをh1タグ内のテキストから知ってもらうことができるからです。
h1タグは以下のように、Webページに表示させたいテキストを<h1>の「開始タグ」</h1>の「終了タグ」で囲って記述するのがルールです。
<h1>大見出しの内容</h1>
h1タグの他にも見出しを意味するタグとして「h2」「h3」タグなどがありますが、階層構造に沿って記述するのが好ましいため、必ずh1タグから記述するようにします。h1タグの使用は1ページに1つのみです。HTML5では複数回の使用が容認されていましたが、HTML5.1では取り消されています。h1タグ内の文字数には指定はありませんが、わかりやすさを意識して30~50文字程度で記述するのが望ましいです。記事の内容を端的に示し、なおかつキャッチーなものにする必要があります。
SEOライティングにおいては、h1タグ内のテキストに狙ったSEOキーワードを含めます。含める場合、使用する位置は冒頭でも後方でもよいとされています。キーワードを多く含むほど検索順位が上がるわけではないので、無理に多く盛り込む必要はありません。キーワードを含めることも重要ですが、内容に適切なh1見出しであることのほうがさらに重要です。