ユーザーエクスペリエンスとは、利用者(ユーザー)が製品やサービスなどを使用した際の体験を指す。類似の概念として、ユーザーにとっての「使いやすさ」を意味するユーザビリティーやユーザーインターフェースがあるが、ユーザーエクスペリエンスでは、使いやすさに加えて「使い心地」や「印象」なども含まれる。
ウェブサイトを例にすると、色やフォントなどのデザインの美しさ、スクロールの速度、画像の読み込みの速度などで得られるユーザーの使用感がユーザーエクスペリエンスとなる。ユーザーは閲覧するサイトに対して、自分が望むページかどうかを3秒以内に直感で判断していると言われる。これは、サイトに記載された情報や内容はもちろんのこと、使い心地や外観などの印象から得られる満足度によるものと考えられる。そのため、機能だけでなく「使用感」、「新鮮さ」、「感動」などといったユーザーエクスペリエンスを向上させることで、サービスや製品の利用状況も向上させられる可能性がある。
つまり、直感に訴えかけるユーザーエクスペリエンスは非常に重要な要素と言える。