スクリーニング調査

スクリーニング調査とは、大勢の対象者の中から特定の条件にあてはまる対象者を抽出するために、本調査の前に行う調査を指す。事前調査またはプレ調査とも呼ばれる。

スクリーニング調査を行うことによって、不要なコストや手間を省くことができる。スクリーニング(screening)という単語は、「ふるい分け」「選定」という意味を持っている。
例えば、スポーツを週1回以上行っている男性、車を複数台所有している世帯など、条件を限定して調査する場合に、スクリーニング調査が行われる。

インターネットのアンケートサイトなどで消費者モニターを募集する際にも、スクリーニング調査が行われる。特定の食品モニターを募集するために、普段の食生活や生活スタイルなどを事前に確認する必要があるが、スクリーニングを用いると条件に合う対象者を容易に特定できる。この場合、非対象者にはスクリーニング調査分のみの謝礼を支払い、対象者には本調査と合わせた謝礼が支払われるため、調査コストの削減にもつながる。