サンプル割付

サンプル割付とは、アンケートを実施する際、その締め切りのタイミングを決める方法のこと。具体的には、あらかじめ性別や年代など対象のセグメントごとに、回収するアンケートの数(サンプル数)の上限を設定しておき、その数に達したセグメントから回収を締め切っていく。

事前にサンプル数を決めて割付をしておくことから、この名前が付いた。
サンプル割付には、均等に行うものと、セグメントごとに設定する方法の2つがある。例えば1000サンプルを集める場合、男性30代を100、女性30代を100、男性40代を100、女性40代を100など、それぞれの属性に対して同じサンプル数を割付することを均等割付という。一方で、例えば50代の男性のサンプルを多く得たい場合、男性50代のサンプル数を200として、他のセグメントは50にするなど、差を付けることもある。

偏りのないデータを得たいのか、特定のセグメントに関するデータを多く得たいのか、アンケートの目的によってサンプル割付を使い分けることで、有効なアンケート調査を実施できる。