QRコードとは、Quick Response(クイック レスポンス)コードの略で、株式会社デンソーウェーブが開発した2次元バーコードの一種。
従来の1次元コードが横方向からの情報のみだったのに対し、QRコードは縦と横からの情報を持つ。そのため、より大容量のデータを収容でき、数字・英字・ひらがななど、さまざまなデータを扱うことが可能。1次元バーコードと比べると、その数十倍から数百倍の情報量を持つことができるにも関わらず、大きさはその10分の1で済む。
QRコードには「切り出しシンボル」と呼ばれる3点の記号があり、これによって上下位置が確認できるため、360度どこからでも読み取りを行うことができる。
また、一部に汚れや破損が見られても、データを復元して表示する「誤り訂正機能」を持っている。現在では携帯電話やスマートフォンのカメラでもQRコードが読み取れるため、サイトを表示するためのURLによく用いられる。ほかには航空券、商品の在庫管理などにも使われている。