パーソナライズとは、その人ごとに合わせて内容を最適化すること。マーケティング分野においては、ユーザーのWeb閲覧履歴や保存されたCookie情報を加味した広告を配信したり、過去の購買状況や類似の傾向を持つユーザーの購買状況を分析し、おすすめ商品を提案するレコメンド機能などで利用されたりする。パーソナライズすることで、ユーザーにとって興味や関心が高い情報を提供できるようになり、結果としてクリック率や購入率の向上が期待できる。
印刷分野でもデジタル印刷技術を活用したパーソナライズが増えてきている。またMA(マーケティングオートメーション)と連動させ、ECサイトでカート落ち(買い物かごに入れたが購入していない)した商品をDMにして最短24時間で投函するといった取り組みも始まっている。
ターゲットに対してよりきめ細やかな情報を提供できるメリットがある反面、さまざまな個人の履歴や個人情報を組み合わせることになるため、受け取った側が不快感を持つ恐れもあり過度なパーソナライズは注意が必要。