一般的にマッピングとは、例えば地図上へ何かしらのデータを置いて分布図を作ることのような、1つの項目に別の項目を掛け合わせることを指す。
しかしマーケティングにおいては、他社が販売しているある1つのカテゴリーの製品を、2つの側面を軸として分析することを指している。
側面の例としては、価格が高いか低いか、少量生産か大量生産か、生活必需品なのか贅沢品なのか、ハイテクかローテクか、若者向けか年配向けか、などが挙げられる。これらを縦軸と横軸としてグラフのように2つ組み合わせ、他社の製品がどこに分布するかを書き込んで(マッピングして)いく。そして穴となっている部分を探し、その穴に該当するような製品を開発する。
また、ビジネスの分野におけるマッピングとして、マインドマッピングという発想方法がある。これは思考を整理し新しい発想を出しやすくするためのもので、中心に抽象的なメインテーマを置き、そこから枝状に線を伸ばしながらだんだんと具体的になるよう言葉を置いてつないでいく手法のこと。