ホリスティック・アプローチは、直訳すると「全体論的な働きかけ」で、テレビやラジオ、街頭広告といったマス広告にWebサイトやSNSのようなコンテンツからのアプローチを加えることで、多様なメディアを利用して消費者にアプローチをし、広告効果を最適化する方法。
消費者はテレビで自社商品やサービスについて知る場合が多いが、それらが高額であればあるほど、Webで詳細なスペックや内容を調べたり、SNSの口コミや評価を見たりしてから意思決定をするケースが増えている。そこで広告を打つ際、それぞれのメディアの特性を活かして組み合わせることで、いつでも一貫した情報にたどり着くことができるようにする。最大限に効果が発揮できる組み合わせを見つけることもホリスティック・アプローチの目的の一つ。
ただ、企業の都合で一方的に情報を発信するのでは目指す見込み客に情報が適切に届かないことが多い。そのため、見込み客の属性を正確に把握し、発信する時間や情報量、メディアの組み合わせ方などをコントロールすることが重要となる。