フリーミアムとは、基本的な機能は無料で利用できるようにしたうえ、すべての機能を利用するために費用を支払わせるビジネスモデルのこと。2006年ごろから使用される言葉で、Free(無料)+Premium(割り増し金)の造語。Google Driveのようなクラウドサービスやスマホアプリなどが代表例。
スマホアプリでは、アプリ本体を無料にすることでダウンロードのハードルを下げ、ランキング上位に入りやすくする効果がある。また、利用者数が増えることでクチコミなどの評価も増えるうえ、課金するユーザー数も増えることが期待できる。5%のユーザーが残りの無料ユーザーを支えるとする5%ルールに基づく考え方。
フリーミアムでは基本機能は無料で提供する必要があるため、配布数が費用に比例しないデジタルコンテンツが対象となる。
2009年に日本国内でも出版された書籍『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』(NHK出版)では、発売前に全文をWeb上で無料公開するというフリーミアム的なプロモーションで話題になった。