ドリップマーケティングは、ある程度自動化された方法で顧客と段階的なコミュニケーションを図り、効率的に成約まで進めていくマーケティング手法のこと。ステップメールを使った手法が一般的に「ドリップキャンペーン」と呼ばれることもあるが、ドリップマーケティングはこれをさらに応用、発展させたスタイルと言える。
ドリップマーケティングではメールはもちろんのこと、SNSやWebサイト、あるいは電話なども活用し、さまざまな方法で顧客に向けたコミュニケーションを図っていく。その結果、効果的なタイミングでアプローチが展開できるため、少ないコストや手間で高い効果が期待できる。特に、一連の工程を可能な限り自動化しておけば、最初に必要な設定をするだけで顧客に対するマーケティングが実施できるメリットがある。
例えば、資料請求があった場合、その場で企業のSNSの公式アカウントを紹介、翌日には関連する資料をメールで送り、3日後に会員のみが閲覧できる動画を案内。そこで反応があれば、1週間後に電話をかけるなどが考えられる。