学習塾の集客を低予算で簡単に成功させる7つの方法と3つのポイント

学習塾の集客を低予算で簡単に成功させる7つの方法と3つのポイント

学習塾の開業を予定している方や地域密着・中小の学習塾の経営者にとって、限られた予算で生徒募集を成功させることは重要です。

まず、地域密着企業に必要な低予算で簡単に成功させる7つの方法を説明します。それぞれの手法について更に少額で実施できるメニューを紹介します。

  1. チラシ
  2. 看板
  3. イベント
  4. 口コミ
  5. 自社ホームページ
  6. ソーシャルメディア
  7. インターネット広告

その次に まず抑えておかなければならない成功するための3つのポイントに説明します。

  1. 「お問い合わせ」を増やすことに注力
  2. 「電話」からのお問い合わせ獲得が重要
  3. まずは「チラシ」そして「インターネット広告」

1.低予算で簡単に成果を出す7つの方法

1-1.チラシ(折り込みチラシ/ポスティング)

チラシは費用対効果が高いので第一に取り組むべき方法です。

  • 学習塾の商圏は500m範囲程度なので確実にエリアを絞って宣伝できます。
  • 「貴塾の特徴は何か」を限られた紙面で考えることができます。
  • チラシで作成した訴求ポイントは、ポスターやインターネットを活用した方法にも転用することができます。

訴求すべき3ポイント

  • 貴塾の特徴を明示:
    チラシは斜め読みされます。チラシを読んでいる人にワンメッセージで貴塾の特徴を伝えましょう。
  • 実績の掲載:
    進学実績は明確な証拠になるので有効です。生徒やお母さんの声など掲載できれば、信頼度が増すでしょう。
  • チラシを見た後に行動させる情報:
    住所、電話番号、地図、営業時間等は「お問い合わせ」に必要な情報なのでまとめて電話番号の近くに記載しましょう。電話番号の周りに「あと一押しするようなメッセージ」を入れることがコツです。「無料」は強いメッセージなので、「無料体験授業」等 無料サービスがあれば電話番号の近くに記載しましょう。

チラシ制作は基本依頼して作成

チラシ制作は非常に重要です。訴求ポイントがわかりにくいチラシや手作り感満載のチラシを見て大事な子供を預けようと思うお母さんは少ないと思います。デザイン会社や印刷会社に依頼するのがお薦めです。

依頼するメリット

  • 自分で作成する場合、デザインの基礎を知らなく参考事例もないので、チラシ作成に時間がかかるものです。デザイン会社や印刷会社に依頼すればその点はお任せできるので、自分の時間を節約することができます。
  • チラシは一度に印刷すればコストを抑えることは可能です。しかし一度大量に印刷した場合 後から変更できないので誤字も含めてプロに見てもらった方がいいです。

どのようなチラシにしたいかヒアリングされると思うので、できるだけ多くの情報を伝えるのがコツです。メッセージを絞りこむ際にはデザイン会社では決定できない部分もあるので、最後はご自身で決定する必要もあります。チラシは一回で納得できるものが完成するとは限りません。悩んで作業が止まるぐらいなら「また修正するものだ」と考えておくのも心の負担を軽減する方法です。デザインによってかなり見積は変わりますが、概算で予算を立てるならA4サイズの両面チラシで4万円程度(デザインのみ。印刷代別)と見ておけばある程度のものは制作できるでしょう。

自分で作成する場合

パソコンでデザインをご自身でなされる場合、この費用を削減できます。自分の思うように作成したい、最後まで細部まで手直ししたい場合も自分で作成するのもよいでしょう。訴求ポイントやイメージをパワーポイント等で作成し、最終的なデザインだけデザイン会社や印刷会社に依頼することも可能です。

最初は自分でポスティング(配布方法)

自分でポスティングするメリット

  • 最初はマーケティングコスト抑える必要があります。自分で行えば、実費としてコストは発生しません。自分の労力は必要ですが、時間に余裕があれば追加の労働コストは発生しません。
  • まずターゲットすべきは徒歩6-7圏分内の限定的なエリアです。最初はそのエリアを自分で周ってどのような客層が多いのか確かめてみるのが重要です。

注意点:

  • 授業準備、経営管理等すべきことが多い中で何を優先させるかは検討が必要です。
  • ポスティングや駅前のチラシ配布には普段使わないような精神的負担もあること事前に認識しておく必要があります。1,000枚配布しても1件お問い合わせが入るかどうかのレベルということは認識しておきましょう。
  • 法的なルールは把握しておきましょう。「ポスティング禁止」「チラシ配布禁止」などの貼り紙がある集合住宅にポスティングした場合は、訴訟に及べば有罪になってしまう可能性が大きいので注意が必要です。

ポスティング業者へ依頼

新聞の折り込みを利用したりポスティング業者へ依頼したりすれば、配布の時間を節約できます。エリアの選定等 ポスティング業者と相談して決めるのが良いでしょう。

依頼しても配布する先に対象のお子様がいるかどうかは特定できません。自分でポスティングするのと同様お問合せの獲得率は0.1%以下になることも多いと思っておいてください。

学校の前や駅前などで配布

  • 施設の中の場合:施設管理者の同意が必要です。
  • 公道の場合:公道などでチラシ配りをする場合、公共の道路を使用するということになるので、所轄警察署で「道路使用許可申請」を行う必要があります。http://inshoku-manual.info/flyer.html(「表現の自由」として無許可で配布する方もいますが、許可が必要ということは事前に認識しておいたほうがいいでしょう。)

店舗等への設置

  • 学校や駅などで配布するケースや、スーパーやドラッグストアなど、保護者の方が利用する場所や店舗に頼んで置いてもらう方法もあります。

1-2.看板

学習塾の商圏は狭く中小個人塾で徒歩6-7分圏内程度と言われています。貴塾の建物の近くで露出を行いましょう。お薦めは費用のあまりかからないウィンドウサインから始めましょう。

ウィンドウサイン

塾を立ち上げる際には効果が見えない広告費に投資するのは有効ではありません。まずは費用があまりかからないところから始めましょう。窓に貼るウィンドウサインは広告料が発生せず、塾の前を通るを見込客に訴求できるので、是非活用してください。

その他の看板の種類と値段

袖看板(建物の壁面から突き出して取り付けられている看板)等は設置費用がかかりますが、貴塾を宣伝するためには貴塾の建物周辺で認知させるのが効果的なので検討しましょう。

参考)建物周りの看板の種類と価格例建物周りの看板の種類

  • 壁面看板:20,000円~ 
    人目につく壁や柱に、埋め込んだり取り付けができたりする種類の多い看板です。
  • 袖看板:30,000円~ 
    建物の壁から突き出したように付いている看板のことです。大型の看板でなくても、目にとまる広告看板です。
  • ポール看板:80,000円~
    道路に面した店舗に向いている看板です。

出典:https://kanbansakusei110.com/price/

1-3.イベント(体験授業)

お問い合わせ獲得後に貴塾を体験させることは、お客様をより申込みに導く良い手法です。また集客においても訴求ポイントになるので、ぜひ無料体験授業を企画し、告知することでお問い合わせを多く獲得しましょう。チラシには必ず掲載しましょう。「無料」というのはキャッチとして強いメッセージなので活用をお薦めします。チラシの内容のほかにホームページやポスターへも記載してください。

参考)更に無料イベントについてアイデアが知りたい方はこちらもご参照ください。(「無料イベントで集める方法」の章)

1-4.口コミ

口コミはとても重要です。口コミからの集客でお問い合わせを獲得できれば、お申込みの確度はかなり高いといえます。ただし、口コミは貴塾(広告主)からコントロールしにくいコミュニケーション方法です。広告のようにコミュニケーションの内容や量を調整できないことは認識しておくべきです。ここでは比較的コントロールできる口コミの利用方法をご紹介します。

聞かれた時に、「薦めるポイント」をあらかじめ子供たちやお母さまたちに伝えておく

貴塾に「地域で差別化できる特徴」があったとしても、その事を子供たちやお母さま方が聞かれた時に話せるでしょうか?本当に効果を実感していれば、聞かれればすぐに答えられるでしょう。効果が明確でない場合や自分の子供が通っていない学習塾について聞かれたときにはどうでしょうか「私は始めたばかりだからこれからね」「よくわからない」では口コミにはなりません。普段からどのような特徴がある学習塾であるかを明確にして子供たちやお母さま方が話しやすい状態にしておくことが重要です。

例えば、「面倒みがいい講師が多い」というのが特徴ならば、今いる子供たちやお母さま方にも貴塾が「面倒みがいい講師が多い」塾だということを日頃からコミュニケーションしておきましょう。

紹介プログラム

現塾生の子供たちやお母さまからの紹介を獲得すために、紹介者と新規客両方にインセンティブを渡す企画を立てましょう。アマゾンや楽天等のプリペイドカード等は取扱も容易でかつ人気があるので是非検討してください。

学習塾のポータルサイト/口コミサイトに掲載

学習塾のポータルサイトや口コミサイトへの掲載し、通っている子供たちの親に評判を記載してもらえるようにお願いしましょう。ポータルサイトや口コミサイトへの掲載は無料でも、資料請求件数ごとに費用がかかる場合があるので注意しましょう。

1-5.自社ホームページ

貴塾のことを知った方がお問合せをする前にチェックする場所なので必ず作成しましょう。貴塾のことを知っていて、調べているのですから確度の高いお客様です。「お問い合わせ」が獲得できるようなホームページを作成しましょう。

記載内容をチラシをベースに

基本はチラシで作成した要素を記載します。電話が番号周りは特に注目が集まりやすいので、お問い合わせを獲得するための一押しするアピールは必ず電話番号の近くに入れましょう。無料イベント等の話題は内容を更新できるようにしておきましょう。

コンテンツマネージメントシステム(CMS)

制作会社に頼まなくても内容が更新しやすいようにサーバー付のコンテンツマネージメントシステム(CMS)を利用してホームページは作成することをお薦めします。イメージとしては無料で利用できるブログ(例えばアメーバブログ)のようなシステムです。有償の場合、無償のブログよりもデザインの融通がきいたり、URL(ドメイン名)を変更したりできます。ホームページ作成会社に相談すれば、安価なものも紹介していただけるでしょう。

コンテンツマネージメントシステムのメリット

  • トータルで見た場合、安価に作成できる。(下記参考を参照)
  • 内容の更新が自分でできる部分を設定できる。
  • サーバー用意・管理する必要がない。(レンタルサーバも不要)
  • お問合せの獲得効率のいいデザインテンプレートが用意されている。
  • スマホ対応されている。
  • セキュリティー対策が施されている。

※ 例としてはこのようなサービスがあります。 あきばれホームページ(https://www.akibare-hp.jp/

CMSを利用しない一般的なホームページ作成費用の料金相場

制作費価格表

上記は相場ですので、これより高い場合もありますし、安い場合もあります。目安としては小規模な制作会社や個人デザイナーに頼むと6割引ぐらいとお考えください。
出典: https://www.akibare-hp.jp/base/costavg/

スマホ対応

子供たちやお母さま方は、何かあればすぐにスマホで検索します。スマホからの検索数はPCからの検索数を上回ります。特にスマホで見るサイトが見やすく、早く表示されることは ここ数年で非常に重要になってきています。「スマートフォンユーザーの61%の方が、もし探しているものがすぐにみつからなければ、他のサイトに移動する」という調査データもあります。ホームページを作成する立場になると忘れがちになるので要注意です。自分のホームページがどのくらいスマホに最適化を調査する無料のサイトもあるのでご利用ください。
モバイルフレンドリーテスト:https://search.google.com/test/mobile-friendly

自然検索(SEO:Search Engine Optimization)

貴塾の名前で検索すると自然検索で表示順位が1番になっていることを確かめてください。「地域名+塾」の検索をした場合検索結果で上位表示されていれば最高です。

自然検索で上位表示されるためには、自然検索の知識とコンテンツの内容をかなり練る必要があります。大手学習塾より検索結果で上位に表示されるようになるためにはかなりの努力が必要です。また検索上位に表示されるまでに、場合によっては半年以上かかる場合もあります。

地図検索対応

地図検索対応をしましょう(Google My Business)。無料で設定できるので是非設定してください。自然検索での上位表示に効果があるともいわれています。 

1-6.ソーシャルメディア(フェイスブック、ツイッター、Line等)

ソーシャルメディアは、無料で作成できます。作成したチラシを参考にすれば初期のすぐにコンテンツは用意できるでしょう。最初におえるべきはフェイスブックです。Lineやツイッターはそのあとでも良いと思います。お母さまへのコミュニケーションが重要なのでフェイスブックから始めましょう。後述するフェイスブック広告を行う際にも役立ちます。

お母さま方はLineでコミュニケーションしますが、お母さま同士の口コミツールであり、そこに割って入っていくのは、難易度が高いことを認識しましょう。上記の口コミ対策をしていればLineを通じて口コミされる可能性があります。

押さえておくべきソーシャルメディア

  • フェイスブック
    子供たちより、お母さまが利用している可能性が高いメディアです。ターゲティングの精度の高いフェイスブック広告を利用する際には、無料で作成できるフェイスブックページを設置しておくことをお薦めします。
  • Line
    子供たちやお母さま方も利用している幅広い年齢層で利用されているメディアです。しかし個人間の連絡用として利用されているので、宣伝というよりは、個人と連絡を取り合うための手段として利用されているので、扱いが高度になります。
  • ツイッター
    ツイッターで情報を拡散することが可能です。貴塾の名前で検索した際(自然検索)に上位表示される可能性もあります。大量の情報が瞬時に流れているので、その中で貴塾の情報が検索されるには相当な時間を割く必要があるでしょう。

参考)2017年国内ソーシャルメディア ユーザー数2017年国内ソーシャルメディアユーザー数
出典:https://blog.comnico.jp/we-love-social/sns-users

1-7.インターネット広告

自社ホームページを立ち上げても、アクセスが増えるかどうかは別問題です。そのサイトやページを認知させる必要があります。自然検索で上位表示されなくても、検索結果に広告として表示することができます。貴塾の名称以外の検索語句で自然検索されるようになるためには 他の上位表示されているコンテンツよりも良いコンテンツを作成する必要があります。さらに良いコンテンツを作成しても上位表示されるまで時間がかかります。

上位表示されるまではインターネット広告を利用するのがいいでしょう。苦心して作成した自社ホームページが閲覧されるようにしましょう。

検討すべき3つのインターネット広告

  • 検索結果に表示する広告
  • フェイスブック広告
  • リターゲティング(/リマーケティング)広告

検索結果に表示する広告

検索広告(検索連動型広告/リスティング広告)は最初に行うべきインターネット広告です。非常に費用対効果が良い広告といわれています。

検索広告の特徴
検索広告がクリックされるとサイトに遷移します。その広告のクリックごとに料金が発生します。検索結果に表示されているだけでは無償です。検索結果に表示されているということは、そのことに興味がある方だけに表示されるということなので、無駄な広告を削減することができます。ポスティング等他の媒体では、塾に関係のない方にも露出をするので、無駄な広告費が多く発生しています。

検索広告の注意点
検索広告は費用対効果は高いのですが、運用する技術が必要です。看板のように出稿後は何もせずに「出しっぱなし」にするよりは、検索語句、地域、入札金額等を調整する必要があります。ご自身で調整することもできますが、最初はホームページ制作会社や中小専業のインターネット広告代理店に依頼したほうが間違いないでしょう。

フェイスブック広告

検索しない見込客にアプローチする際に必要な広告です。一般的なインターネットのページに露出バナー広告よりもターゲティングすることが容易なので、少ない予算で限られた方に絞って広告を出稿することができます。

フェイスブック広告の注意点
多彩なメニューがあるので自分で設定するとなると戸惑うかもしれません。最初はホームページ制作会社や中小専門のインターネット広告代理店に相談するのがいいでしょう。また、細かくターゲティングできるので、量として獲得数が足らなくなる場合があることも認識しておきましょう。

リターゲティング(/リマーケティング)広告

ご自身でインターネットを使った時に、買い物かごに入れた商品やアクセスしたりしたページの広告を多く目にすることがありませんか?「この会社ずいぶん広告しているな」と思ったことはないでしょうか?これは一度買い物かごにいれたり、ホームページにアクセスしたりした人だけに露出されている広告です。あなただけに露出されている広告なので 今見ているページにアクセスした人全員が同じ広告を見ているわけではありません。この広告のことをリターゲティング(/リマーケティング)広告と言います。

リターゲティング(/リマーケティング)広告の特徴
一度自社ホームページにアクセスしたからといって、すぐにお問い合わせするとは限りません。貴塾のホームページに再度誘導するのにこの広告手法は有効です。この広告をクリックしなくても、「この塾は有名なのかしら」と思わせる認知効果もあります。

注意点

  1. 事前の設定が必要
    この広告をする際には 貴塾の自社ホームページにあらかじめ設定をしておく必要があります。ホームページ制作会社に設定を依頼するのがいいでしょう。
  2. ある程度のホームページアクセス量が必要
    この広告が出稿されるようになるためにはある程度自社ホームページアクセスがあることが重要です。アクセスがないホームページには利用できません。ホームページを立ち上げた時から設定しておき、検索広告等でホームページにアクセスが増えてきたら広告を考えましょう。
  3. 依頼する方が簡単
    あらかじめ設定したリターゲティング(/リマーケティング)広告予算内で広告を出し続けるためにはテクニックが必要なので、最初はホームページ制作会社か中小専業のインターネット代理店に依頼する方がいいでしょう。

2.成功するための3つのポイント

前章で、「7つの方法」について記載しました。この章ではさらに「7つの手法」を使いつつ注力すべきポイントについて記載します。どの手法を用いても 何をゴールにコミュニケーションをしているかは把握しフォーカスすべきです。ここでは3つのポイントをお伝えします。

  1. 「お問い合わせ」を増やすことに注力
  2. 「電話」からのお問い合わせ獲得が重要
  3. まずは「チラシ」そして「インターネット広告」

2-1.「お問い合わせ」を増やすことに注力

お問い合わせを増やすことに注力しましょう。コミュニケ―ションには大きく分けて3つのステージがあります。

  • 必要性の醸成
  • お問合せ獲得
  • お申込みの獲得

「必要性の醸成」は学習塾に通うこと自体を検討しているお客様には有効です。しかし お申し込みまでの確率が最も低いお客様なので、このステージのお客様は広告の対象から外しましょう。

「お申込みの獲得」にフォーカスした広告も、広告を見てすぐに申し込む方は少ないので避けましょう。飲料等低価格商材なら検討期間もほとんどないのでディスカウント広告ですぐに購入に結びつくかもしれませんが、学習塾の場合は検討の期間を要するので、「今すぐ申込み」の訴求は効果がありません。

「集客」といった場合、「お問い合わせの獲得」をするという意図を明確にもってコミュニケーションすべきです。お問い合わせをしようとするお客様は、すでに学習塾に通うことは決めていて、情報収集を開始しているお客様です。フォーカスして獲得しましょう。お客様にいろいろ訴求したくなり、メッセージが散乱してきたら、まずは「お問合せの獲得」と思ってコミュニケーションを開発してください。

2-2.「電話」からのお問い合わせ獲得が重要

「お問い合わせを増やす」場合、3つのタイプがありますが、電話からのお問合せに注力すべきです。

問い合わせの3つのタイプ

  • 窓口からのお問合せ
  • 電話からのお問合せ
  • WEBフォームからのお問合せ

窓口からのお問合せ
直接貴塾に来てのお問い合わせは、対面しているので お申込み確度が高いお問合せです。しかし数からすれば少ないと思われます。

電話とフォーム
電話とフォームを比較した場合、学習塾の場合は電話からの問い合わせが70%で多いという統計データがあります。また電話の場合、非対面ではありますが、実際に人と人とが話しているので、フォームと比較してお申込み確率が高い傾向があります。電話からのお問い合わせを第一に考えて、「電話」からのお問合せ獲得にフォーカスしたコミュニケーションすべきです。

業種別 電話お問合せ比率
業種別 電話お問合せ比率

2-3.まずは「チラシ」そして「インターネット広告」

まず取り組むべきはチラシです

必須に近い手段です。貴塾にとって商圏を特定することは、とても重要です。場所的に近いというというのは道路や沿線、住宅地の状況によってことなりますので、まずはチラシを念頭に商圏は絞るべきです。

またホームページとことなり、紙面は限られているので伝えたいメッセージを絞るのに適しています。

その次はインターネット広告に取り組みましょう

インターネット広告でも検索広告は必須です。地域にターゲティングでき、また「塾」と検索している学習塾に興味がある方をターゲティングしているので、使いこなすことで競合に対して勝ち抜くことができるでしょう。

インターネット広告をする際には、先にすべきチラシ広告からの知見を活用することができるでしょう。商圏の定義や訴求内容はチラシをベースに考えればいいでしょう。

まとめ

まず 少額予算の学習塾運営において基本的な7つの集客方法を知ることは重要です。

次に電話問い合わせを増やすことに注力しましょう。

集客を促進していくためには、最初はチラシから始め、次にインターネット広告と施策範囲を広げていきましょう。貴塾の建物周りの看板、ホームページ、イベントは必須ですので集客促進の前に行っておきましょう。

Web集客の種類5選と使い分けの原則