大学生の申込みが増える!採用担当者がやるべき3つの集客手法とは

企業の採用担当者として、新卒採用の成功にあたり学生の集客に頭を悩ませている方も多いでしょう。少子化により新しい働き手の確保が難しくなるなか、学生を集客するには、採用担当者の手腕にかかる部分が大きくなります。本記事では、ライバル企業に差をつけていかに自社の魅力を学生に届けるか、そのための集客手法を3つご紹介します。

説明会に人が集まらない採用担当の悩み

説明会に人が集まらない採用担当の悩み

採用活動の一環として、会社説明会を行う企業は多くあります。しかし、説明会に学生が来てくれない、と頭を抱えている採用担当者もいらっしゃるでしょう。なぜ学生が集まらないのか、その要因を解説します。

知名度が低く学生が集まらない

学生が集まらない要因のひとつが「知名度の低さ」です。特に中小企業は世間的な知名度が低く、就職サイトなどで学生のエントリーを募集しても他社に埋もれてしまいがちです。

ある就職活動情報サイトの調査によると、大学生が企業を選択する際に重視するポイントは、男子学生の場合「収入、安定」、女子学生の場合「働きがい、福利厚生」という結果でした。このような学生の視点に立ってみると、何となくでも安心感のある大手企業を優先して話を聞きに行くのは仕方ないことでしょう。

このような場合、学生を集客するには、大手企業と同じ土俵で不特定多数の学生にアプローチするのではなく、ターゲットを絞ってアプローチするなどの工夫が必要です。

また、知名度が低い会社だと、個々の会社の実態よりも「サービス残業が多い」「ブラック企業が多い」といった業界全体へのマイナスな口コミや噂が先行してしまい、避けられるケースもあります。

集客のノウハウがない

学生を集客したい企業は自社だけではありません。新卒採用では多くの企業が、限られた学生を巡って奪い合う形になります。そこで必要なのが集客のノウハウです。

集客のノウハウは企業間で差が出るポイントのひとつであり、ある程度方法が確立されている企業もあれば、ノウハウが全くない採用チームもあるでしょう。より具体的にいえば、そもそも「ブランディングを行う」ということを知らなかったり、集客に役立つツールの存在を知らなかったりといったケースです。

特にこれまで新卒採用にあまり注力していない企業や、そもそも新卒採用を行っていなかった企業では、学生を集客するためのノウハウが不足しています。

このような場合、まずは学生目線に立ち、どんな情報があれば知らない企業に対しても興味を持つのか、自社の独自性は何か、などを見極める必要があります。これらを通じて、学生を集客する仕組みや必要なことを採用チームとして理解するのが大切です。

上手く会社をアピールできていない

採用担当の悩みのなかでもっとも多いのが、「会社のアピールポイントをしっかりと学生に伝えきれていない」というものです。

前述した、学生の企業選びにおけるポイントでは安定や収入が多く挙げられていましたが、学生の就職観を尋ねると「楽しく働きたい」「人のためになる仕事をしたい」という意見が多く、選択のポイントは給料や待遇面だけではないことがうかがえます。

つまり、「その企業がどんなことをしているのか」「どんな働き方ができるのか」という、企業内の情報が見えることで、学生が興味を持つ可能性があるのです。この場合では、競合他社を分析し、自社のアピールポイントを明確にして、学生にどのようなメッセージや媒体で訴求していけば良いかを練っていく必要があります。

新卒採用を成功に導く3つの集客方法

以上のような採用担当者の悩みを踏まえ、新卒採用を成功に導く3つの集客方法をご紹介します。

集客ツールの活用

新卒採用を成功に導くひとつの方法が集客ツールの活用です。人材紹介サービスやWeb集客、ナビ媒体などがあります。どれかひとつは利用したことがあるという企業も多いでしょう。しかし、それぞれに特徴があるため、使いこなせるかどうかで、集客力に大きく差が出ます。

人材紹介サービスでは、エージェント会社をつうじて、企業が欲しい学生を紹介してもらえます。紹介料がかかるものの、企業のニーズにマッチした人材を獲得しやすくなります。

Web集客は、SNSなどを活用して採用や宣伝を行う手法です。現在の学生はほとんどがスマートフォンで情報収集を行っています。学生とのコミュニケーションが取りやすく、興味も持ってもらいやすくなるでしょう。しかし、コンテンツの内容によっては逆効果を起こすこともあるので、運用には注意が必要です。

ナビ媒体とはマイナビやリクナビなどに代表される、就活総合支援サイトのことです。就活を行う学生の多くが登録しています。ただし、企業も多く登録しているので、工夫がないと自社情報が埋もれてしまいます。

合同会社説明会への参加

合同会社説明会への参加も学生の集客に効果的です。合同会社説明会は、複数の企業が一堂に会して会社説明会を行う取り組みで、全国各地で開催されています。

就活を始めた学生が最初に参加するイベントのひとつで、合同会社説明会で興味を持ってもらうことで、後の採用活動につながります。他社もいるなか、どのようなアピールを行うか、準備が大変ではありますが、会社の認知度を高めるためにも積極的に活用したいイベントです。知名度に依存せずとも、合同説明会では良い意味での「出会い」が期待でき、学生としても新たな発見が生まれる場でもあります。

また、専門学校や、専門性の高い学科がある大学では、独自の合同説明会を行っていることもあります。この場合、自社の分野や業界に興味のある学生ばかりが集まっているため、非常に効果的です。

SNSを活用したプロモーション

新卒採用でターゲットとなる学生へのアプローチとして、SNSを活用したプロモーションが効果的です。

運用する手間はかかるものの、広告費用などが発生せず低コストで気軽に採用活動ツールとして活用できます。一貫した情報発信を継続することで、学生にとって身近なイメージを持ってもらうことが可能です。

SNSでただ情報を投稿するだけでなく、より強力かつ広範囲に情報を届ける取り組みとして「SNS広告」があります。媒体による差はありますが、SNS広告は細かくターゲティングができ、学生に合わせた配信も可能です。しかし、日々PDCAを回しながら運用を改善していくのは手間がかかります。この運用部分を代行するサービスとして「LocalFolio(ローカルフォリオ)」があります。

「LocalFolio」では、予算配分などきめ細かい設定が必要な入札をシステムによって自動化したり、運用に必要な様々な数値を解析・レポート化したりしてくれます。これらの運用は「LocalFolio」が行うので、結果報告を受け取る以外、全てをお任せできてしまいます。

また、効果測定もリアルタイムで確認できるなど、便利な機能が揃っています。SNS広告の活用を検討しているものの、社内のリソースに不安のある場合は特におすすめです。

就活生の行動パターンを把握しよう

マーケティングの基本は「顧客」を理解することです。新卒採用でいえば、学生が就活にあたりどのようなことを考え、行動しているかを把握する必要があります。

日本の就職活動は、3月1日の就活解禁日から各社が一斉に採用活動を行います。しかし、名前の売れた大手企業などは、それまでの学生の購買活動や日常生活のなかで、企業PRやどのような業務を行っているのかを知られているというアドバンテージがあるのです。そのため、基本的に学生は大手企業や有名企業から就職活動を進めていきます。

また、企業側が多くの学生のなかから採用者を選ぶように、学生側も日本中の企業から入社する1社を選びます。学生にとって、自社はあくまで選択肢のひとつであることを忘れてはいけません。競合他社、場合によっては業界問わず様々な会社と同じテーブルに並べられるなかで、自社をどのように認識してもらえれば志望度が高まるかを考えましょう。

また、自社に興味を持ってくれた学生に対して、限られた時間のなかでどのようなコミュニケーションを行うのが最適か、学生目線に立って考える必要もあります。

まとめ

新卒採用にあたり、学生からの応募を増やすには「集客ツールの活用」「合同説明会への参加」「SNSを活用したプロモーション」が効果的です。これらを活用することで、知名度に影響されない集客が可能となります。ポイントのひとつである広告運用の効率化に関しては「LocalFolio」の活用も検討してみてください。

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