Googleビジネスプロフィール（旧：Googleマイビジネス）、一括管理ができるツール4選

マーケティング全般

公開日:2021.06.13 更新日:2023.06.02

※《2021年11月よりGoogleマイビジネス（GMB）はGoogleビジネスプロフィール（GBP）へと名称変更されました。それ以前の記事に関しては、Googleマイビジネス（GMB）と表記していますので、ご了承ください。》
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Googleマイビジネスを多店舗で活用していると、運用が複雑化し、ヒューマンエラーも増えてしまうでしょう。そこで一括管理ツールを利用することで、効率的に多店舗の管理が可能になります。本記事では、Googleマイビジネスの一括管理ツールの概要やメリット、またおすすめのツールについて紹介します。

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールとは

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールとは、Googleビジネスプロフィールの投稿やクチコミの閲覧などの機能を使う際、管理画面を使って簡単に操作できるツールを指します。1つまたは複数のブランドで多店舗展開している企業においては、各店舗のMEO対策として利用することで、さまざまなメリットが得られます。

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを活用するメリット

ここでは、Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを導入することによって得られる具体的なメリットについて紹介します。

運用負担の軽減

多店舗展開している企業グループにおいては、店舗の数が増えれば増えるほど、Googleビジネスプロフィールに登録されている情報を管理・運用する負担が増えることになります。

例えば、10店舗の営業時間をすべて編集する場合、1店舗3分でできる簡単な作業だとしても、10店舗分になれば30分かかってしまいます。店舗数がその10倍の100店舗になると、作業時間も単純に10倍して300分（5時間）かかることになります。

投稿機能を使ってイベントやキャンペーンの情報を発信する際も、1店舗ずつ個別に操作する場合は、対象となる店舗の数が多ければ多いほど、全体でかかる作業時間が増加します。

こうした際に、Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを導入すると、複数の店舗を対象として、同時に文字の投稿や画像の登録ができるのです。同じ内容の更新のために単純作業を延々と繰り返す必要がなく、1店舗分の作業時間で、すべての店舗についての更新を終わらせることができます。店舗数が多ければ多いほど、作業時間の短縮効果は大きくなり、その分運用負担の軽減につながります。

ヒューマンエラーの防止

運用する店舗数が増え、管理する項目が多くなるほど、人為的なミス、いわゆるヒューマンエラーが発生する確率が高くなります。特に重要な情報を誤った記述により流してしまったり、1店舗でも発信が漏れたりすれば、ブランドイメージの低下や機会ロスによる営業面での損失を生むことになりかねません。しかしそうしたヒューマンエラーを防ぐ目的で、人手を用いた二重チェックを施すと、さらに工数がかかって非効率になってしまいます。

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールを導入すれば、ヒューマンエラーを防ぐとともに、チェック作業の効率化が期待できます。

Googleビジネスプロフィールの一括管理ツール4選

ここでは、Googleビジネスプロフィールの一括管理ツールのなかから、特におすすめしたい4つのツールを紹介します。

Googleビジネスプロフィールマネジメントサービス

「Googleビジネスプロフィールマネジメントサービス（GBPマネジメントサービス）」は、リードプラス株式会社が提供する、Googleビジネスプロフィールにおける店舗情報のアカウント取得/初期登録代行（Googleビジネスプロフィール）と集客状況・クチコミ情報など各店舗の状況を見える化できる、初期設定サポート付きレポーティングサービスです。

機能としては、複数店舗の一括編集、基本情報の登録代行、指定期間におけるクチコミの評価分析、多店舗データの横断比較、インサイト情報（検索/Mapにおける表示回数、通話数/サイトアクセス数/地図アプリ起動数/CVR(%)の推移分析）Googleビジネスプロフィールの内部分析などが用意されており、各種データをWebの管理画面上で簡単に把握できるほか、CSV形式やpdf形式でダウンロードも可能です。（※サポート画面サンプルや分析詳細はコチラを参照）

クチコミの一元管理としては、多店舗データの横断比較では、全店舗の評価平均やクチコミなどを一覧で比較できるので、店舗別の活用状況が本部から一目でわかります。また特定の都道府県のみのレポートを出すといった店舗選択も可能なので、例えばエリアマネージャーが担当店舗のみのレポートを出す事も、専用の管理画面からワンクリックで可能です。

導入件数は後発ながら提供開始以来、2,600店舗を越えており、多店舗経営において各店舗の分析レポートを作る必要もなく、Googleのレギュレーションにしたがった正しい初期登録作業などを基本的に任せたい方に最適と言えます。

料金は、初期設定作業を含め、1店舗当たり3,500円（税別）が月額費用となります。

MEOチェキfor複数店舗

「MEOチェキfor複数店舗」は、株式会社トライハッチが提供するGoogleビジネスプロフィールの一括管理ツールです。機能としては、複数店舗の一括編集、基本情報の改ざん防止、クチコミの一元管理、多店舗データの横断比較、Googleビジネスプロフィールの内部分析・競合分析などが用意されています。

複数店舗の一括編集では、グループ化された複数店舗の投稿が可能で、写真や営業時間、メニューなどを一括で登録・編集できます。

基本情報の改ざん防止については、ビジネス名、住所、電話番号といった重要な基本情報について、第三者からの悪質な情報の改ざんを自動で防止できるほか、通知によって早期発見を行うことも可能です。

クチコミの一元管理では、クチコミに対する自動返信も可能です。多店舗データの横断比較では、全店舗の順位状況やクチコミなどを一覧で比較できるので、店舗別の活用状況が本部から一目でわかります。

導入件数は提供開始以来15,000件を越えており、その実績からもサービスへの信頼の高さが伺えます。

料金は、機能別に設定されており、また店舗数が増えるほど1店舗あたりの料金は低くなります。

例えば20店舗までの場合、一元管理機能（Googleビジネスプロフィール、Facebook、Yahoo!プレイスの一括編集等）は1店舗あたり1,320円、MEO機能（検索順位の計測等）は1店舗あたり1,430円、MEO分析機能（Googleビジネスプロフィール基本分析等）は1店舗あたり1,760円となります。いずれの単価も、店舗数が増えるごとに下がっていくのです。加えて、導入時のサポートや初回の店舗一括登録業務については、店舗の数に関わらず55,000円で対応しています。

GMB管理ツール

「GMB管理ツール」は、株式会社インパクトブルーが提供するGoogleビジネスプロフィールの一括管理ツールです。Googleビジネスプロフィールでの一括投稿、クチコミの一括閲覧などさまざまな機能があります。管理ツール内で店舗グループを作成可能なので、ブランドの垣根を越えて一括更新したいという場合にも活用できます。

2020年9月には投稿機能のアップデートを行いました。当時、Googleマイビジネスが持つAPIの利用制限のために投稿できなかった店舗に対しての一括投稿を実現するための機能として「Chainr（チェイナー）」というプログラムを独自開発しています。GoogleマイビジネスのAPIを使用せずに投稿が可能になるため、制限の有無に関係なく一括投稿できます。

また、2020年10月に予約投稿機能をリリース、2020年11月に商品機能をリリースするなど、新たな機能が次々と追加されており、アップデートによる利便性の向上が図られています。

料金設定は「Basicプラン」のみです。初期費用と月額変動費は0円で、店舗数に応じた月額固定料金のみとなります。10店舗までは1店舗あたり2,980円、11～90店舗で1,980円と、利用店舗数が増えるたびに1店舗あたりの費用が低下する仕組みで、91店舗を超えると月額料金は固定額となります。本格導入前に無料トライアルの期間が設けられていますので、まずは試しに使ってみるのもよいでしょう。